アメリカ育ちながら両親は日本人で、幼い頃から注目を集めてきた五十嵐カノア(18歳)。そんなカノアが目指しているのはサーフィンのワールドチャンピオンで、ワールドチャンプになるための第一歩はワールドツアー入りすること。
今シーズンは悲願のツアー入りが近いほどWQSランキングを上げているので、グレードの高いWQSイベントがある度に気になるのがカノアのWQSランキング。
今回の記事は、ポルトガルで終了したQS10,000イベントのハイライト映像、そして、現時点でのカノアのランキングをお届けします。
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WCTとWQSについて分からない方は、下記リンク先からどのようにワールドツアーサーファーが決まるのか確認してみてください。
WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について
まずは、現在のWQSランク上位陣をチェックしましょう。
現時点におけるカノアのランキングは9位ですね。基本的には、トップ10までがWCT入りの資格を得るので際どいラインです。と言うのも、今回終了したポルトガルでのイベントによるランキング変動を見ると分かりますが、セミファイナル敗退で3位の結果を残した現ランク6位のウィゴリーは42位、現ランク7位のパトリックは56位も順位を上げているのです。
つまり、最もグレードの高いQS10,000イベントでは、優勝しなくとも好成績であれば、ランキングを大幅にジャンプアップさせる事が可能となるのです。カノアのランキング周辺ですが、ポイントが団子状態となっているので、もう少しポイントを上げなければ安心とは言えませんね。
QS10,000イベントでの順位別獲得ポイントは以下の通り。
優勝:10,000ポイント
準優勝:8,000ポイント
3位(セミファイナル敗退):6,500ポイント
5位(クオーターファイナル敗退):5,200ポイント
ちなみに、現在のWQSランク上位陣で、WCTサーファーも数名います。その中で、ウィゴリー、ジェレミー、フィリペの3名はWCTの成績でツアー残留を決めると思うので、実際にはWQSランク13位くらいまでがツアー入りの資格を得ることでしょう。
残すQS10,000イベントは3つ。何とか一つのイベントで好成績を残し、カノアのワールドツアー入りを期待したい所です。今後も、QS10,000イベントが終了する度、WQSランキングに触れていきたいと思います。
五十嵐カノアの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
What Youthがピックアップした18歳以下の注目サーファー:五十嵐カノア
世界に羽ばたく五十嵐カノア&レオナルド・フィオラヴァンティのクイックシルバーコンビ
2015年度QS3,000イベント「バンズ・プロ」優勝でWQSランク3位に浮上:五十嵐カノア