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Photo: Richard Johnson / Red Bull Content Pool

イギリスのウェールズで2015年の夏にオープンしたサーフスノードニア(Surf Snowdonia)。

同施設の最大のアピールポイントは、ウェイブガーデン社による前モデルとなる造波装置を搭載したウェイブプールで、モダンウェイブプールとして大きな話題を集めました。

そんなスノードニアが今年9月4日に閉業することに。

今回の記事は、サーフスノードニアの閉業に関するニュースをお届けします。


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スノードニアのウェイブプール以前には、日本でもワイルドブルーヨコハマや宮崎シーガイアといったウェイブプールがありました。

なのですが、サーファーによるサーファーのための海の波に引けを取らない本格的な人工波というコンセプトで誕生したのがモダンウェイブプールで、その第一弾としてオープンしたのがサーフスノードニアでした。

そんなスノードニアのウェイブプールが使用していた造波装置がウェイブガーデン社のものですが、韓国のウェイブパークなどで使われているザ・コーヴの前のモデルです。

そしてその造波装置が頻繁に不具合が発生するとの事で、閉鎖に至る決断を下したそうです。

https://www.instagram.com/p/Cwp9CUTNu5E/

9月4日をもってスノードニアを閉鎖することになりました。

スノードニアに関わってくれた皆さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいですが、スノードニアにとって最後の週末になります。

再び優秀なスタッフをリストラしなければならなくなり悔しく思っています。

悲しい現実として、世界初の革新的な人工波によって多くの人に喜んでもらったり冒険心をくすぐったりした一方、マシンの不具合による休業、修理、機会損失で莫大な損失を生みました。

さらに重要な事として、2015年のスタートから共に歩んできたスタッフや関係者の信頼を失った点も悔やまれます。

2024年以降はエキサイティングな新たなチャプターに向けての道を模索していきたい所存です。

さて、確かスノードニアが使用していた造波装置は「ウェイブガーデン2.0」だったと思います。

ウェイブガーデン社の造波装置を使っている現存のウェイブプールとしては、スノードニア以外は全てザ・コーヴを使用しています。

そのため、波のクオリティに関して遅れを取っている事での閉鎖かと思ったのですが、そうゆうわけではないようです。

さらに言えば、故障が多発した造波装置に対する恨み節も強いようなコメントに感じられます。

スノードニアは閉鎖となりましたが、モダンウェイブプールでのコンテスト開催などサーフシーンに大きく寄与した事は間違いないのでサーファーの記憶の中で生き続けていく事でしょう。