波という自然を相手に行うスポーツのサーフィン。どんなに練習したいと思っても、波がなければ話になりません。また、バレルやエアリアルなど、特定のマニューバを練習したくても、適したセクションのないコンディションであれば無理ですね。
近年では、ウェイブプールの話題で盛り上がり、ウェイブプールならば反復練習できるのですが、まだまだ人工波時代は幕開けに過ぎません。世界中に存在するわけではないので。
今回の動画は、オーストラリアで誕生したエアリアル向けサーフスケートのトレーニング施設の映像をお届けします。
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オーストラリアの国内サーフィン団体「サーフィン・オーストラリア」によると、エアリアル向けサーフスケート施設は、ハーレー・サーフィン・オーストラリアHPC(ハイパフォーマンスセンター)に建設されたとのこと。
ハーレー・サーフィン・オーストラリアHPCの場所は、NSW(ニューサウスウェールズ)州カジュアリナビーチ(Casuarina Beach)。スナッパーロックスのあるクーランガッタから、南へ20キロ弱ほどの距離に位置します。
同施設の特徴は、実際の波でエアリアルをするかのよう、ハーフパイプの切れ目からスケートボードで空中へと飛び出せる点。また、着地地点には大きなクッションが敷かれているので、安心して様々なバリエーションのエアーにトライできるわけです。
これまで、エアーを得意とするサーファーは、スケボーも上手いケースが多かったですね。ジョンジョン・フローレンスやジュリアン・ウィルソン然り、スケートでローテーションさせる時の体の使い方を知っているからでしょう。
しかし、同施設でのトレーニングであれば、さほどスケートが上手くなくても練習は可能。数年後、とんでもないエアーを武器にするオージーサーファーが数多く現れるのか注目ですね。
ちなみに、同施設にかかった費用は30万豪ドル(2,500万円ほど)とのこと。サーフィン大国オーストラリアだけあり、新たなワールドチャンピオンを誕生させようとの並々ならぬ意気込みを感じます。