年々、過激になっていくアクションスポーツの世界。「誰もやったことがない」や「誰も見たことがない」といった点に情熱を注ぎ、チャレンジャーのリスクが高まっています。
今回の動画は、過激なチャレンジにより、下半身不随となったFMX(フリースタイルモトクロス)ライダーのカムバック劇とも言える映像をお届けします。
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主役となるのは、カナダ出身FMXライダーのブルース・クック(Bruce Cook)。遡ること2014年1月、ブルースはFMXのショーに出場。同ショーで、ブルースはダブルフロントフリップ世界初メイクを狙ってトライ。
しかし、着地に失敗し、腰から叩き付けられる形となり、下半身不随の大怪我を負いました。その後、二ヶ月にも及ぶ入退院の日々を続けた後、いつの日か再び歩けるようになる事を目標に、リハビリ生活に入ります。
ブルースのパフォーマンスを見ることはないだろうと誰もが思っていた事でしょう。が、事故から9ヶ月後、驚きのニュースが飛び込むことに。ブルースが、再びFMXに乗る動画が公開されたのです。
下半身不随となっているので、仲間の手助けを受け、カスタマイズされたバイクに跨がるブルース。初ライドでは、バイクの乗り心地をしっかりと確認するかのように、ウィリー走行を楽しんだりするものでした。
そして先日10月14日、ブルースは大怪我をした時と同じショーに登場。下半身不随というハンデを物ともせず、身体障害者としては世界初となるバックフリップをメイクしてみせたのです。
パラリンピックなども同じですが、ハンデをものともせず、一つのことに情熱を注ぐ姿は、非常に胸を熱くさせられますね。