現地時間10月27日(ポルトガル)、2015年度メンズWCT第十戦「モチェ・リップカール・プロ・ポルトガル(Moche Rip Curl Pro Portugal)」のラウンド4ヒート3~ラウンド5ヒート2までの4ヒートのみが開催されました。

2015年度メンズWCT第十戦「モチェ・リップカール・プロ・ポルトガル」:初日ハイライト

2015年度メンズWCT第十戦「モチェ・リップカール・プロ・ポルトガル」:二日目ハイライト

2015年度メンズWCT第十戦「モチェ・リップカール・プロ・ポルトガル」:三日目ハイライト


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たった4ヒートしか開催されなかった本日。それでも開催となった理由は、ウェイティングピリオドは31日まであるのですが、今後の予報では、ひたすらオンショアと風向きが悪いので、できる時に少しでもヒートを終わらせようと言う作戦ですね。

ただ、メイン会場となっているスーパーチューボスは、風の影響をモロに食らっているため、バックアップ会場に移動して開催しました。ただ、このバックアップ会場が非常に癖のある波。

インサイドでドッカンとブレイクするクローズアウト(ダンパ)のような波。ただ、その代わりにパワーだけは十分過ぎるほどあり、トッププロはいずれも「ファンウェイブだった」と口にしていました。やっぱり、好みの波のレベルもまた、一般サーファーとはかけ離れています。

本日のシングルハイエストスコアは、9.00ポイントを出したイタロ・フェレイラ。ツアールーキーであり、今シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー最有力のイタロは相変わらず好調で、クオーターファイナル進出を決めました。

さて、今イベントの結果次第ではタイトルレースが大きく変わる展開となってきました。ミック・ファニングとアドリアーノ・デ・スーザの一騎打ちとなっていたタイトルレース。しかし、二人は今イベントで早期敗退。

その結果、今シーズンの前半戦は調子の出なかった昨年度ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナ、そして、フィリペ・トレドのブラジリアン二人にもチャンスが巡ってくることに。

今イベントでガブリエルが優勝すればランキングトップへ、2位ならばミックとアドリアーノに次ぐツアーランク3位として最終戦に進むことになります。

フィリペの場合は、もし優勝すれば、ミックに次ぐツアーランク2位として最終戦に進めることになります。つまり、現時点においては、三名のブラジリアンがタイトルレースに絡むチャンスが残されているのです。ブラジリアンストームの勢いが、とんでもないことになっていますね。

同イベントの詳細やライブについては、下記リンク先の公式サイトからチェックして見て下さい。

公式サイト「Moche Rip Curl Pro Portugal

本日の結果
・ラウンド5
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 12.84 def. Kolohe Andino (USA) 10.67

Heat 2: Brett Simpson (USA) 9.77 def. Nat Young (USA) 6.33

・ラウンド4
Heat 3: Jeremy Flores (FRA) 14.63, Vasco Ribeiro (PRT) 10.60, Keanu Asing (HAW) 8.36

Heat 4: Italo Ferreira (BRA) 17.17, Gabriel Medina (BRA) 10.73, Michel Bourez (PYF) 7.77

ハイライト
https://youtu.be/N59Vum3kjKI

シングルハイエストスコア9.00pt byイタロ・フェレイラ
https://youtu.be/-atxNwkZQTo