近代サーフィン史においては忘れることのできない11月2日。メンズのハワイアンサーファーとしては唯一、複数回もワールドタイトルを獲得した3×ワールドチャンピオンであるアンディ・アイアンズ「Andy Irons」の命日です。
他界したのは、アンディが32歳であった今から5年前の2010年11月2日。メインストリームサーファーにしては個性が強くアグレッシブだったアンディは、圧倒的なサーフスキルとスタイルでファンを魅了し、まさにカリスマそのものでした。
今回の動画は、デーン・レイノルズ、コロヘ・アンディーノ、ノア・ディーンがアンディのボードをメンタワイ(インドネシア)でテストライドする映像をお届けします。アンディの過去のサーフシーンに加え、弟/ブルース・アイアンズのコメントなども収録されています。
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メンタワイトリップに出たデーン、コロヘ、ノアの三人は、アンディよりも年齢が下の世代。3人共に、強烈な個性を放つアンディは憧れの存在だったとのこと。
そのため、デーンはアンディのボードを使ってのトリップに大興奮だったそうですが、同時にボードを折ったらどうしようと緊張感もあったと言います。
何度もアンディ出演のサーフムービーを見てきたとデーンが話し、1:43~からスタートするのがテイラー・スティール監督作品「Campaign 2」のアンディのセクション。今から10年前の2005年リリース作品ですが、全くライディングが古臭くないのが印象的です。
ブルースのコメントは兄弟愛が詰まり、アンディのいない寂しさを吐露しています。そんなアンディが亡くなった翌月、誕生したのがアンディの息子/アクセル。3:05~から登場しますが、ブルースから見ると、アクセルは成長する毎に、アンディそっくりになってきてると言います。
最後に印象的だったのは、ブルースのボードスプレー。アンディのシグネチャーデザインと言えば、旭日旗をデザインに入れて大人気であったボードショーツ。
アンディは旭日旗のデザインを、サーフボードのボトム面にも入れていましたね。ブルースも同様のエアブラシを自身のボードに施し、今シーズン、トリプルクラウン直前に開催されたHICプロに出場しています。言葉では語り尽くせない数々の思いがあるのでしょうね。
さて、見所が多くてなかなかまとめきれないのですが、やはりインパクトが強いのは、アンディのサーフシーン。誰の目から見ても、ライディング自体がアンディという存在を物語り、カリスマたる所以が分かることかと思います。
https://youtu.be/LTwUU5GPU7I
アンディの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。