今でこそ、王道であるコンテスト界で最高峰のワールドツアーサーファーとして認知されているオーストラリア出身カリフォルニア在住のジョシュ・カー「Josh Kerr」(31歳)。

2011年から昨年2014年までのツアーランクは、すべてトップ10入りを果たしているので、コンテストサーファーとしてのイメージが強いのも当然ですよね。

今回の動画は、そんなジョシュが、生活のベースである南カリフォルニアからメキシコへとロードトリップした際の映像をお届けします。


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ジョシュの過去を紐解いてみると、10代の頃はアンダーグランドであったエアリアルに傾倒し、エアーショーで数々の優勝を果たしていました。つまり、今で言うフリーサーファーの道を辿っていたのです。

しかし、いつしかワールドツアー入りを目指すようになり、WQSを転戦するようになると簡単にツアー入りも決めました。ただ、WCT入りしてからが苦難の日々。現在の活躍とは裏腹に、ジョシュは二度もツアー落ちしているのです。

そして、三度目の正直でツアー入りを決めた後、コンテスト界でのトップサーファーという現在の地位を手に入れました。フリーサーファーからコンテストサーファーへ転身したサーファーなど聞いたこともないし、ここまで成功したのはジョシュのみではないでしょうか。

また、今年はBWT(ビッグウェイブツアー)に参戦したり、チョープーでのビラボンプロでは、セルフシェイプしたアシンメトリー(左右非対称デザイン)に乗ったりと、一般的なツアーサーファーとは異質な存在のジョシュ。

そんなジョシュだけに、今回のトリップでは、シングルフィン、ツインフィン、アライアなどといったボードを持ち込んだりと、まるでオルタナティブ系を好むフリーサーファーのようなイクイップメントが勢揃い。

ジョシュいわく、色んなタイプのボードに乗ってから、再びスラスター(トライフィン)に乗ると面白くなるとのこと。オープンマインドでいることが、成長し続ける秘訣なのかもしれませんね。

ジョシュの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

ハンドシェイプのアシンメトリーに乗ってチョープーでヒート勝利:ジョシュ・カー

ラスティによるジョシュ・カーのツアーでのメインボード「Yes Thanks」