それぞれ独立した商品を一つの商品にしてしまうことって、今では多いですよね。シンプルなもので言えばシャープペンシル。芯を入れる部分に消しゴムをフタ代わりに装着し、シャーペンと消しゴムの一本二役となっています。
このような発想をベースに、スケートボードとベビーカーを一つにしてしまった商品があります。それが、ヨーロッパで販売されているクイニー社の「Longboardstroller(ロングボードストローラー)」。ストローラーとはベビーカーの意味です。
今回の動画は、そんなロングボードストローラーのプロモーション映像をお届けします。
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商品開発のきっかけは、都市部で暮らす親は子供が生まれると、出掛ける機会が減少する傾向にあるため。そこで、スケートボードとベビーカーを融合させれば、外出の機会が増えると考えたそうです(笑)。
2年のテスト期間を経た上でようやく販売に踏みきれたとのことで、商品完成の道のりは大変だったと言います。最大の懸念事項となったのは安全面。子供を乗せてのスケートボードなので、当然ですよね。
安全面については、まず、ロングボードストローラーには自転車同様、ブレーキが取り付けられています。他には、親がスケートボードから転倒した場合、親が装着した安全リーシュが外れることで、ロングボードストローラーは自動停止する仕組みになっているとのこと。また、子供のヘルメット着用も義務付けられています。
ただし、安全面については国によってガイドラインが異なります。ロングボードストローラーは、あくまでも欧州連合の安全ガイドラインを満たしているだけなので、日本国内の居住者は購入できません。つまり、ヨーロッパ在住者のみが対象の商品。
気になるお値段は599ユーロ(現為替価格で7万4千円ほど)。ちなみに、重量は11キロとの事なので、階段やマンションなどでの持ち運びは、かなり大変だと思います・・・。ただ、発想と実行力は面白いですね!!