現地時間12月2日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのサンセットを舞台に、QS10,000イベントであるトリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ(Vans World Cup)」が開催されました。本日は、ラウンド3ヒート2~ラウンド3ヒート16まで終了。
2015年度トリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ」:初日ハイライト
2015年度トリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ」:二日目ハイライト
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再びのビッグスウェルが押し寄せ、3×オーバーヘッド前後というコンディションで開催された本日。さほどクリーンではないエゲツない波がブレイクしていました。
本日のオープニングラウンドで登場したのは、ジョンジョン・フローレンスと同じヒートに入っていた日本人の大原洋人プロ。全体的にロースコアなヒートとなり、大原プロもチャンスを掴めないまま敗退となりました。
4人ヒートの1位通過を果たしたジョンジョンでさえ、5ポイント台と6ポイント台しか出せなかったので、いかに難しい波であったのかを物語っていますね。
本日目立ったサーファーは、まずはパーフェクト10をマークしたジャック・フリーストーン。来季WCT入りを決めているジャックは、難しいブレイクの波でありながら、パーフェクトタイミングでバレルをメイクしてのスコアです。
今イベントにおいて、これまでのトータルハイエストスコアとなる18.60ポイント(9.00ポイントと9.60ポイント)をマークしたのは、同イベントで過去に優勝経験を持つミシェル・ボウレズ。
パワーサーフィンが代名詞のミシェルは、タヒチ出身であり、ハワイ同様にアイランドウェイブで育った環境のせいか、ビッグサイズでのライディングが非常に映えますね。
スコアこそ際立ったわけではないものの、驚きのサーフィンを見せたのは昨年度ワールドチャンプのガブリエル・メディナ。ハイライト動画の最後に登場しますが、ホレまくりのセクションでリッピングしたりフローターしたりと、いずれも着地はエアードロップながらメイクする姿は圧巻です。
今後の同イベントですが、コンディションが相当悪化しない限り、明日が最終日になると言われています。ラウンド4からのスタートなので、ファイナリストは一日に4回ヒートをこなすというタイトなスケジュールですね。
明日は、本日よりも少しサイズダウンで6~8フィートの予報。WCTイベントと変わらぬ顔ぶればかりが残っているので、時間のある方はチェックして見てはいかがでしょうか。
結果やライブ中継といったイベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Vans World Cup」
本日の結果
・ラウンド3
Heat 2: John John Florence (HAW) 11.66pts, Kolohe Andino (USA) 7.60pts, Benji Brand (HAW) 6.03pts, Hiroto Ohhara (JPN) 1.73pts
Heat 3: Jack Robinson (AUS) 13.50pts, Conner Coffin (USA) 11.16pts, Wiggolly Dantas (BRA) 10.60pts, Sebastian Zietz (HAW) 5.27pts
Heat 4: Ricardo Christie (NZL) 11.54pts, Italo Ferreira (BRA) 10.33pts, Kekoa Cazimero (HAW) 7.80pts, Alex Ribeiro (BRA) 7.60pts
Heat 5: Jack Freestone (AUS) 17.67pts, Nat Young (USA) 11.93pts, Mason Ho (HAW) 10.60pts, Aritz Aranburu (ESP) 9.40pts
Heat 6: Jesse Mendes (BRA) 7.07pts, Torrey Meister (HAW) 6.56pts, Bede Durbidge (AUS) 3.57pts, Adam Melling (AUS) 2.33pts
Heat 7: Adrian Buchan (AUS) 16.00pts, Marc Lacomare (FRA) 15.27pts, Jadson Andre (BRA) 8.23pts, Marco Giorgi (URY) 5.83pts
Heat 8: Dane Reynolds (USA) 14.94pts, Mick Fanning (AUS) 14.50pts, Joan Duru (FRA) 13.66pts, Noe Mar McGonagle (CRI) 9.20pts
Heat 9: Ian Walsh (HAW) 15.77pts, Stuart Kennedy (AUS) 11.10pts, Adriano De Souza (BRA) 9.50pts, Carlos Munoz (CRI) 7.57pts
Heat 10: Yadin Nicol (AUS) 17.40pts, Soli Bailey (AUS) 13.30pts, Kai Otton (AUS) 13.10pts, Keanu Asing (HAW) 10.50pts
Heat 11: Caio Ibelli (BRA) 13.40pts, Dusty Payne (HAW) 12.84pts, Jamie O’Brien (HAW) 8.17pts, Jeremy Flores (FRA) 5.30pts
Heat 12: Josh Kerr (AUS) 13.50pts, C.J. Hobgood (USA) 8.36pts, Pedro Henrique (PRT) 7.93pts, Patrick Gudauskas (USA) 7.00pts
Heat 13: Makuakai Rothman (HAW) 16.43pts, Julian Wilson (AUS) 13.30pts, Davey Cathels (AUS) 11.23pts, Joel Centeio (HAW) 6.63pts
Heat 14: Vasco Ribeiro (PRT) 16.67pts, Joel Parkinson (AUS) 12.57pts, Miguel Pupo (BRA) 9.70pts, Brent Dorrington (AUS) 8.23pts
Heat 15: Michel Bourez (PYF) 18.60pts, Matt Wilkinson (AUS) 12.50pts, Miguel Tudela (PER) 10.86pts, Bino Lopes (BRA) 6.10pts
Heat 16: Deivid Silva (BRA) 15.70pts, Gabriel Medina (BRA) 15.34pts, Ryan Callinan (AUS) 11.66pts, Connor O’Leary (AUS) 10.90pts
ハイライト動画
(注)動画は埋め込み不可のため、下記画像をクリックして動画元へと飛んでチェックして下さい。
パーフェクト10 byジャック・フリーストーン
https://youtu.be/XXdiLMbcEE4
トータルハイエストスコア byミシェル・ボウレズ
https://youtu.be/kPCp40oAz-I
9.6pt byマクアカイ・ロスマン
https://youtu.be/P6WHqyWW-Vs
9.4pt byヤディン・ニコル
https://youtu.be/FNdVhkFWcUs