ミック・ファニングの優勝により、オアフ島(ハワイ)ノースショアで開催されたトリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ」が終了して、幕を閉じた2015年シーズンのWQS(World Qualifying Series)。
ただし、12月8日からウェイティングピリオドのスタートするWCT最終イベントであるパイプマスターズの結果により、WQSからワールドツアー入りするサーファーの数は増える可能性はあります。
今回の記事は、WQSランキングからすでに来シーズンのWCT入りを確定させたサーファーをお伝えします。WCTとWQSの違いについては、下記リンク先からチェックして下さい。
WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について
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まずは、今季WQSランキングの最終結果から。
メンズの場合、WCTのトップ22がWCT残留資格を得て、WQSからはトップ10がWCT入りの資格を得ます。ただし、WCTのトップ22に入り、尚且つWQSのトップ10にも入っているサーファーはツアー入りの資格が重複するため、WQSランクは除外となり、WQS11位以下のサーファーが繰り上げとなります。
表のトップ10を見ると、WQSランク5位のフィリペ・トレドのみ、WCT最終戦の結果を問わず、WCTでトップ22入りすることが確定しているので、現時点においてはWQSランク11位までがツアー入り確定となります。
来シーズンのツアー入り(もしくはツアー残留)確定となったメンバーは以下の通り。
Caio Ibelli (BRA)
Jack Freestone (AUS)
Kolohe Andino (USA)
Miguel Pupo (BRA)
Alejo Muniz (BRA)
Kanoa Igarashi (USA)
Alex Ribeiro (BRA)
Conner Coffin (USA)
Davey Cathels (AUS)
Ryan Callinan (AUS)
このメンバーの中で、現WCTサーファーのコロヘ・アンディーノとミゲル・プポ、2014年にワールドツアーに参加していた元WCTサーファーのアレホ・ムニツの3名を除く7名がツアールーキーです。すでにお伝えしていましたが、五十嵐カノアが名前を連ねているのが嬉しいですね!!
ブラジルWQSイベント優勝!五十嵐カノアの来季WCT入りがほぼ確定
コロヘとミゲルがWCTサーファーという事で、この二人がパイプマスターズの結果を受けてWCTランクでトップ22入りすれば、さらに繰り上げでWQSからは12位以下のサーファーにもチャンスが巡ってきます。
そんな綱渡りな状況に置かれているのが、WQSランク12位のスチュアート・ケネディ、13位のダスティ・ペイン(現WCTサーファーで、今季WCTでトップ22入りするのは不可)。
コロヘとミゲルがWCTトップ22入りするには、コロへがパイプマスターズで13位以上、ミゲルが9位以上の成績を収めることが必須条件。果たして、スチュアートとダスティには、どのような運命が待ち受けているのか気になるところです。