昨年2014年に発売となって以来、人気を博しているリップカールの腕時計「Search GPS」。サーフウォッチ特有のタイド情報などを表示できるのは当然で、GPSを活用した新たな機能として、ライディング距離やライディングスピードといったパフォーマンスデータを記録できるためです。
画期的な機能搭載であるものの、一つだけ難点を挙げるとすれば4万円以上するお値段ですね。一般的なサーフウォッチのレベルを遥かに上回るので、当然の金額だとは思いますが、ちょっと手を出しづらくもあります。
今回の記事は、GPSを用いたパフォーマンスデータの抽出、そして、撮影した動画とデータのシンク(同期)にフォーカスを当てた「Trace(トレース)」についてお伝えします。リップカールの腕時計よりも、大幅に安い値段でありながら、機能面では優れている面もある注目商品。
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記録されるデータは
すでに海外では人気商品となっているトレース。ジョーディ・スミスといったトップサーファーが使用した動画も多いので、ご存知の方もいると思います。まずは、基本的な機能から紹介します。
セッション後にスマホとトレースを同期させ、表示されるセッションシートとデータは以下の通り。
・RIDE TIME(sec):ライディング時間(秒表記)
・AVG SPEED(mph):平均スピード(マイル表記の時速)
・CALORIES:消費カロリー
・PADDLE DIST(mi):パドル距離(マイル表記)
・SHARPEST TURN:最も鋭かったターンの角度
・PADDLE TIME(min):パドル時間(分表記)
・AIRS:エアー
・TOTAL DISTANCE(mi):総距離(マイル表記)
上記データはセッションのまとめデータとなります。上記以外では、各ライディングのデータに加え、個々のマニューバのデータも測定。例えば、トップターンやボトムターンにおいて、ボードが回転した角度、レールが入っていた角度、スピードなど。
さらには、エアリアルできるサーファーならば、リップから飛び出してからの高さまで数値化されます。ちなみに、測定したデータをシェアすることができるので、仲間と競い合いことも可能。
撮影動画とデータの同期が自動編集
トレースの凄い点は、パフォーマンスデータの計測のみではありません。WiFi接続可能なカメラで撮影後に専用アプリを使うと、ライディング映像だけをカラー補正まで含めて自動編集してくれるのです。
しかも、ライディング映像には、計測されたデータがオーバーレイ表示されるという優れもの。これって、自動追尾カメラのソロショットと併用すれば、最強の無人撮影チームを作れることを意味します。
ソロショットによる撮影映像の過去記事と、トレースによる自動編集後の動画は下記をチェックして下さい。
ソロショット撮影!米国東海岸のハリケーン「ホアキン」サーフ動画:ブレット・バーリー
まとめ
非常に進化を遂げている現代のテクノロジー。特にトレースは、サーファーにとっては非常に有効であり、興味深い商品ですよね。ただ、残念ながら日本国内では未発売。
なのですが、海外から個人輸入で購入するという手段があります。ただし、問題は英語ですよね・・・。そこで、トレースの使い方を日本語で説明した記事を作成したので、興味のある方は、下記リンク先からチェックして下さい。
パフォーマンスデータ計測トラッキング装置「Trace」の使い方&購入方法
トレースの詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Trace」
(追記)日本国内でも発売となりましたので、購入先リンクを下記に貼り付けておきます。