細身な体型からムチのようにしなやかなライディングを繰り出すという独自のスタイルを持つフリーサーファーのクレイグ・アンダーソン「Craig Anderson」(27歳)。
オージーサーファーと思っている方も多いでしょうが、実は南アフリカ出身のクレイグ。15歳でオーストラリアへ引っ越した後にメインストリームに登場したので、オーストラリアのイメージが強いですよね。
今回の動画は、クレイグ・アンダーソンが2015年に世界中で撮影してきたフリーサーフ映像をお届けします。スキニーな体格からは想像つかないヘビーウェイブへのチャージからエアリアル満載の動画です。
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昨年のクレイグと言えば、ビッグニュースとなったのはメインスポンサーであったクイックシルバーとの契約解消。クイックシルバーは、2014年4月にケリー・スレーター、2015年11月にデーン・レイノルズを手放し、ビッグネームとしてはクレイグが3人目でした。
クイックシルバーを離れたケリー・スレーターの今後の展望とは?
昨年4月のケリーに続いてデーン・レイノルズもクイックシルバーとの契約解消
昨年はさらに、クレイグのボードスポンサーであるヘイデンシェイプス(Haydenshapes)の人気ボードモデル「Hypto Krypto(ヒプト・クリプト)」が、オーストラリアサーフ業界のサーフボード・オブ・ザ・イヤー賞を2年連続受賞という記録を打ち立てています。
サーフィン大国オーストラリアには、ミック・ファニングやステファニー・ギルモアを抱えるDHD(ダレン・ハンドレー・デザインズ)、ジョエル・パーキンソンやジュリアン・ウィルソンを抱えるJS(ジェイソン・スティーブンソン)といった世界的に有名なシェイパーが数多いです。
そんな熾烈な環境において、ヘイデンシェイプスのヒプト・クリプトが2年連続でサーフボード・オブ・ザ・イヤー賞を獲得したのは大変な偉業であると同時に、いかにヒプト・クリプトが優れたデザインであるのか分かります。
ヒプト・クリプトは、これ一本でどんなコンディションにも対応可能というオールラウンドなハイパフォーマンスボード。クレイグも大のお気に入りで、今回の動画でも乗っています。
動画の中で圧巻なのは、9:30~からのシーン。昨年、インド洋で10年に一度のスウェルが入ったと話題になった時の映像です。場所は、メンタワイ諸島(インドネシア)のカンドゥイ。
メガスウェル到来のカンドゥイでチャージしたコア・ロスマン特集
このシーンで、クレイグはヒプト・クリプトの万能性を証明してみせます。少しボードが短いと思いませんか?10フィートクラスのカンドゥイで長さがわずか5’4”のヒプト・クリプトに乗っているのです。ここまでくると、ボードよりもクレイグが凄いとなってしまいますね・・・。
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クレイグ・アンダーソンの過去記事
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