現地時間2月2日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプライン/バックドアを舞台にした2016年QS3,000イベント「ボルコム・パイプ・プロ(Volcom Pipe Pro)」が終了しました。
ラウンド3ヒート14からスタートした本日、波は昨日同様のパーフェクトコンディション。優勝は11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター。
2016年の開催が迫った「ボルコム・パイプ・プロ」を振り返ってみよう
ボルコム・パイプ・プロを制した2010~2015年の歴代優勝者のライディング動画
2016年QS3,000「ボルコム・パイプ・プロ」:初日ハイライト
2016年QS3,000「ボルコム・パイプ・プロ」:二日目ハイライト
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絵に描いたような顔ぶれが揃った本日のファイナル。ファイナリストの4名は、同イベントの過去優勝者でありパイプマスターのケリーとジェイミー・オブライエン、パイプマスターのブルース・アイアンズ、若手ローカルのマカイ・マクナマラ。
そんな強豪揃いの中、今日のケリーは完全にスイッチが入った無敵モードのように思えました。二日目ハイライトでは「ケリーらしさが見られなかった」と書きましたが、同イベントではスロースタートだったのでしょうね。
ラウンド4から登場した今日のケリーは、クオーターファイナルから全てのヒートで圧倒的なスコア差を付け、周りに有無を言わせぬ結果を残しました。ちなみに、ケリーのコンテスト優勝は久しぶりな感じがしたので、WCT&WQSイベントにおける直近の優勝を調べると、2014年の同イベントでの優勝以来とのこと。
優勝したケリーは「信じられないよ。(パーフェクトコンディションのパイプラインを貸切で)サーフィンして、賞金までもらえるんだから」とコメントしています(笑)。
同イベントの4×チャンプのジョンジョン・フローレンスは、みんなの予想を裏切るクオーターファイナル敗退という結果に終わりました。クオーターまでの圧倒的な強さを考えると意外な結果ですね。
ちなみに、二日目ハイライトの翌日が最終日なので、進行の早さに驚いた方もいるはず。マラソンデイとなった本日、ラウンド3から登場したジェイミーに至っては、5ヒートもこなしています。出場サーファーにとっては相当ハードな一日でした。
それにしても、波に恵まれすぎ、今シーズン一番のパイプラインを当てたとも言われる今年のボルコムプロ。12月のWCTイベント最終戦「パイプマスターズ」よりも、コンディション的には見応えがありましたね。
イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Volcom Pipe Pro」
<本日の結果>
*セミファイナルまでのラウンド結果は左から1位~4位となり、ラウンドアップは上位2名
・ファイナル
1st – Kelly Slater (USA) $16,000 and 3000 pts
2nd – Jamie O’Brien (HAW) $10,000 and 2250 pts
3rd – Makai McNamara (HAW) $4,750 and 1680 pts
4th – Bruce Irons (HAW) $4,250 and 1580 pts
・セミファイナル
SF1: Kelly Slater (USA), Bruce Irons, Marco Giorgi (URY), Joan Duru (FRA)
SF2: Jamie O’Brien, Makai McNamara, Tom Whitaker (AUS), Dusty Payne
・クオーターファイナル
QF1: Bruce Irons, Marco Giorgi (URY), Jack Robinson (AUS), Dimitri Ouvre (BLM)
QF2: Kelly Slater (USA), Joan Duru (FRA), Chris Ward (USA), Torrey Meister
QF3: Makai McNamara, Dusty Payne, John John Florence, Eala Stewart
QF4: Jamie O’Brien, Tom Whitaker (AUS), Mason Ho, Soli Bailey (AUS)
・ラウンド4
H1: Marco Giorgi (URY), Joan Duru (FRA) Koa Smith, Griffin Colapinto (USA)
H2: Bruce irons, Torrey Meister, Brent Dorrington (AUS), Kiron Jabour
H3: Kelly Slater (USA), Jack Robinson (AUS), Ezekiel Lau, Takayuki Wakita
H4: Chris Ward (USA), Dimitri Ouvre (BLM), Sebastian Zietz, Nathan Yeomans (USA)
H5: John John Florence, Soli Bailey (AUS), Ian Gouveia (BRA), Aritz Aranburu (ESP)
H6: Eala Stewart, Tom Whitaker (AUS), Nic Von Rupp (PRT), Shun Murakami (JPN)
H7: Jamie O’Brien, Dusty Payne, Mitch Coleborn (AUS), Tanner Hendrickson
H8: Mason Ho, Makai McNamara, Wiggolly Dantas (BRA), Billy Kemper
・ラウンド3
H14: Mitch Coleborn (AUS), Billy Kemper, Olamana Eleogram, Bino Lopes (BRA)
H15: Mason Ho, Tanner Hendrickson, Noe Mar McGonagle (CRI), Cory Arrambide (USA)
H16: Wiggolly Dantas (BRA), Jamie O’Brien, Keoni Yan, Lucas Silveira