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カリッサ・ムーア Photo: WSL / Bielmann

現地時間2022年2月2日(ハワイ)、ハワイのオアフ島パイプラインを会場としたCT初戦「Billabong Pro Pipeline」が開催。

イベント4日目となった本日は、サイズが落ち着いたタイミングでウイメンズのラウンド3からクオーターファイナルまで進行しました。

これでウイメンズはセミファイナリストが出揃う事となりましたので、残り3ヒートでイベント終了というところまで来ました。

今回の記事は、ビラボンプロパイプのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

ラウンド3からスタートした本日のウイメンズラウンドにおいて、最大の番狂わせを発生させたのは、パイプスペシャリストで最強ワイルドカードのモアナ・ジョーンズ・ウォン。

昨年2021年CTランク2位となったタティアナ・ウェストン・ウェブを破る事となりました。

タティは今はブラジル代表であるものの、オリンピック絡み以前はずっとハワイ代表として活動していたので、モアナはハワイアン対決を制したと言う点でも大きな1勝と言えます。

さらに言えば、モアナとタティの間には、昨年のパイプラインにおいて因縁がありましたし。

今イベントで安定した強さを見せているのは5×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアで、ラウンド3ではワイルドカード出場のベサニー・ハミルトンを相手に対戦。

このヒートでカリッサは、本日のシングルハイエストスコア9.50とトータルハイエストスコア14.67をマーク。

ほぼパーフェクト10と言える9.50は、バックドアという名の通りビハインドザピークから完璧なラインでのバレルメイクとなっています。

クオーターファイナルでも、モアナとカリッサの強さが際立っていて、セミファイナル進出を決めたサーファーで、ラウンド3とクオーターの両方でトータルスコアが2桁に達したのはモアナとカリッサのみでした。

ただ、シングルスコアでみると、モアナはミディアムスコアを2本揃えるのに対し、カリッサはエクセレントレンジを1本叩き出しているので、カリッサ優勢に見えます。

実はこの2人は、本来ならばラウンド3で対戦予定でしたが、ステフ欠場によるヒート表の変更でファイナルまで対戦がない組み合わせとなりました。

果たして、2人共にファイナルまで勝ち上がり、コンテストの女王とパイプの女王による頂上決戦となるのか注目です。

モアナとカリッサ以外でセミファイナル進出を果たしたのは、タイラー・ライトとレイキー・ピーターソンとなっています。

最後にカリッサが本音を漏らしたインタビュー内容が以下となります。

まだまだウェイティングピリオドが十分に残っていて、今後がどんなコンディションになるのかとても楽しみ。

出来れば、そこまでビッグサイズにならなければ良いんだけど。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

ポストショー

波予報

メンズもウイメンズも残りヒートはわずかとなったので、後1日あればイベント最終日としてまとめて終了するパターンです。

なのですが、パイプラインという舞台であり、メンズとウイメンズでは全くコンディションが異なるタイミングでイベントをオンにしているので、イベント最終日を同時開催するのかは微妙な気もします。

現時点における波予報では、4日(金曜)の開催確率が高く、波のサイズは終日8~14フィートで最大セットはトリプルオーバーヘッド近いとのこと。

風向きは午前は軽いオフショアで、午後はオンショアへと回るものの風力は強まらないそうです。

予報通りとなればメンズはオンになると思いますが、ウイメンズはどうなのでしょうか。

ここまでウイメンズはパイプらしいコンディションでの開催をしていないので、これならばパイプでウイメンズCTイベントをやる意味があるのかと言ったような声もあります。

となれば、最後だけでもパイプのプロパーコンディション(パイプらしい波という意味)での開催もあり得る気がしますが、怪我のリスクを考えると難しいところですね。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、ハワイが19時間遅れています。

すでに3日は開催されないと発表されていて、ネクストコールが下されるのは現地時間の2月4日午前7時50分は、日本時間の2月5日午前2時50分となります。

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メンズサイト「Billabong Pro Pipeline

ウイメンズサイト「Billabong Pro Pipeline

2022年ビラボンプロパイプの過去記事