2016年3月10日からスタートするWCT(ワールド・チャンピオンシップ・ツアー)初戦を前に、2015年WCTを振り返ろうという企画の第四弾。これまでの記事を見ていない方は、下記リンク先からチェックして下さい。
2015年WCTの名シーン1:エアリバースをメイクしたシルヴァナ・リマ
2015年WCTの名シーン2:パーフェクトスコアを出したオーウェン・ライト
2015年WCTの名シーン3:ケリー/ミック/ガブリエルのスーパーヒート
第四弾となる今回は、南太平洋タヒチのチョープーを舞台にしたWCT第七戦「ビラボン・プロ・タヒチ」における、ジョンジョン・フローレンスvsガブリエル・メディナのラウンド3が名シーンとして選ばれました。
スポンサーリンク
ハワイのオアフ島ノースショア育ちのジョンジョン。世界屈指のサーフスポット「パイプライン」で圧倒的なパフォーマンスを見せ、ヘビーウェイブでの実力は折り紙つきです。
一方、2014年ワールドチャンピオンのガブリエルは、チョープーやパイプラインでの経験は少ないものの、ヘビーウェイブにおける実力と類まれな対応力で、マックスサイズとなった2014年同イベントでは、ファイナルでケリー・スレーターを破る結果を残しています。
2014年度ASPメンズワールドツアー第七戦ビラボン・プロ・タヒチ:最終日ハイライト
レフトのスラブ(slab:底ボレするバレル)がブレイクするチョープーを舞台に、そんな二人が対戦するとなれば、盛り上がらない訳はありません。波はミディアムサイズながら、予想通りに激しいバトルとなった同ヒート。
結果を見ると、ガブリエルが9.73ptと9.27ptのトータル19.00pt、ジョンジョンが9.57ptと9.27ptのトータル18.84という僅差で、ガブリエルが勝利を勝ち取りました。
ちなみに、ガブリエルはジョンジョンを破った勢いそのままにファイナル進出を果たしましたが、ファイナルではジェレミー・フローレスに破れ、準優勝という結果となっています。