ゴルフやテニスなどといった世界戦のビッグイベントにおける優勝賞金が億を超えるメジャースポーツと比べると、まだまだマイナーなサーフィン。
WCTイベントのメンズの賞金であれば、優勝で10万ドル、2位は4万ドル、3位は2万ドル、5位は1.5万ドル。ウイメンズの場合、優勝で6万ドル、2位は2.5万ドル、3位は1.625万ドル、5位は1.225万ドル。
今回の記事は、昨年2015年シーズンにおけるメンズWCTサーファーのトップ4を例に上げ、獲得賞金とライディング本数との関係性を取り上げた内容をお届けします。
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トップ4の顔ぶれは以下の通り。
最も右側の列に記載されている「Earnings」が、総獲得賞金額となります。賞金王はWCTランク4位のフィリペ・トレド。優勝回数が最多であるためですね。
続いては、イベント毎の波に乗った総本数、獲得賞金額、各イベント賞金からライディング本数を割った一本あたりの額となります。
今回のトップ4は、出場したヒート数は似たようなもの。しかし、上記表の一番右に記載された全イベントにおけるトータルライディング本数を見ると、サーファーによって本数は大きく異なります。
最少トータルライディング本数はミック・ファニングの267本、最多トータルライディング本数はガブリエル・メディナの370本。若手とベテランという違いが大きいのかもしれませんね。
さて、これらの数字を使って計算を行うことで、面白い数字を出すことができます。それは、2015年シーズンのWCTイベントにおいて、一本波に乗る度にいくら稼いでいたのかという点。
結果としては、1本あたりの単価が最も高いサーファーとなったのは、波に乗る度に1,398ドル稼いだ計算となるミック・ファニング。2位は1,290ドルのフィリペ・トレド、3位は1,128ドルのアドリアーノ・デ・スーザ、4位は768ドルのガブリエル・メディナ。
ちなみに、この4名中で最下位となったガブリエルですが、WCTランク5位のオーウェン・ライトと比べると、オーウェンの方が一本あたりの単価が高いです。つまり、それだけガブリエルは乗る本数が多いので1本あたりの単価が単価が安くなるという事ですね。
この数字を見せて、だから何?と言われる方もいると思いますが、ミックの場合、一本のライディングが日本円にして15.8万円(現為替レート)ほどに相当するって夢があると思いませんか!?
さらに詳しいデータについては下記リンクからチェックして下さい。
参照記事「WORLD SURF LEAGUE IN WAVES AND DOLLARS」
上記の数字はWCTイベントの賞金に関する額で、オージーサーファーのスポンサー料などを含めた収入に関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。