2014年にガブリエル・メディナがブラジリアンとして初のワールドチャンピオンに輝き、翌年2015年には再びブラジリアンのアドリアーノ・デ・スーザがワールドタイトル獲得と勢いに乗るブラジルのサーフ業界。
昨年のワールドツアーランク上位を振り返ると、ワールドチャンプのアドリアーノに加え、3位はガブリエル、4位はフィリペ・トレドと、トップ5の3名がブラジリアンという活躍。
今回の動画は、2016年シーズンのWCT初戦「クイックシルバープロ」におけるフィリペ・トレドのダイジェスト映像をお届けします。
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ブラジルでは、サーフ業界のみならず、国としてサーフィンというスポーツに注目が集まっている現在。これまでにお伝えしたよう、通信会社のオイや電力会社のフルナスがプロサーファーのメインスポンサーとなるほどの人気振り。
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となると、サーフファンが求めるのはサーフィン系のコンテンツ。ブラジルでは現在、テレビなどでサーフィン番組のラインナップが豊富になっていると言います。
その一番の理由は、サーフ業界にお金が流れるようになってきたからでしょう。つまり、コンテンツ作りにお金を割くことができるようになってきたと言えます。
ブラジル国内だけでなく、WCTを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)の対応も変わってきています。WSLのコンテンツは基本的に英語ですが、今年のWCT初戦の予告映像では、ブラジリアンの母国語であるポルトガル語版も作られていたほど。
国内外問わず、大きく環境の変わり始めたブラジルサーフィン。以前であれば、WCTはアメリカvsオーストラリアという構図だったのに、ブラジルvsオーストラリアになってますし。
さて、今回の動画を製作したのはブラジルメディア。コンテストのみならず、メディアの部門でも業界全体が盛り上がっているブラジルが台頭してくる気がします。
ちなみに、クイックプロで大活躍したフィリペは、残念ながらセミファイナルで負傷し、しばらくWCTイベントから離れる事となりました。
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