ワールドツアーという華やかな表舞台とは対極のフリーサーファーでありながら、WCTサーファーに匹敵するサーフスキルを持ち、さらにはビッグウェイブチャージも当たり前にこなすタイプが多いハワイアンサーファー。
そんなハワイアンサーファーの一人として挙げられるのが、マウイ島出身のカイ・バーガー「Kai Barger」(26歳)。過去には、ワールドジュニアチャンピオンに輝いたりと、コンテストの世界でも活躍していました。
今回の動画は、カイ・バーガーのフリーサーフィン映像をお届けします。ビッグサイズのジョーズでのシーンから、アクション系の波で見せるトリックの数々と圧巻のライディングが満載。
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小波からビッグウェイブに至るまでのトータルのサーフスキルで言えば、プロサーファーの平均値が世界トップレベルに位置すると考えられているハワイアンサーファー。
にも関わらず、今シーズンのWCTサーファーとして名前を連ねるハワイアンは、ジョンジョン・フローレンスとキアヌ・アシンの2名のみ。
昔から言われるセリフとして、ハワイアンサーファーはホームの波が良いから、わざわざ小波で開催されるWQSイベント参戦のために世界を転戦したくないんだと言う理由もあります。
昨シーズンにワールドツアーを引退したフレッド・パタッチア(34歳)は、ハワイを含めたアメリカ出身サーファーの数がWCTで減っている理由について、下記のような言及をしていました。
「オレの時代は、コンテストで活躍しない限り、サーフィンで飯を食うことができなかった。でも、今の時代はコンテストに出場しなくても食っていける時代になったからね」。
当然、コンテストの世界でトップレベルにいる方が稼げるとは思いますが、プレッシャーに晒される環境を避けて生活できるのなら、収入がコンテストサーファーより少なくてもフリーサーファーの道を選ぶというわけなのかもしれません。
そんなアメリカンサーファーの一方、少しでもより良い生活を目指しハングリー精神に溢れるブラジリアンサーファーが、ワールドツアーを席巻するようになったのは、一言で片付けることはできませんが、環境が大きな役割を果たしているような気がします。
さて、そんなこんなでカイの動画ですが、サーフィンのレベルは相変わらずのスーパーハイレベル。こういったサーファーが、もっとWCTイベントに出て欲しいと思うのは私だけでしょうか!?
https://vimeo.com/160149385
カイ・バーガーの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。