4月3日、マット”ウィルコ”ウィルキンソンの2連勝で最終日を終えたばかりのベルズビーチを舞台にしたWCTイベント第二戦「リップカールプロ」。しかし、WCTサーファーたちはすでにオーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーへと移動。
8日(金曜)からウェイティングピリオドがスタートする、次なるWCTイベント第三戦に向けて、調整に入っています。今回の動画は、タジ・バロウやセバスチャン”シーバス”ジーツなどが、西オーストラリアで数日前にフリーサーフした映像をお届けします。
スポンサーリンク
観光客で賑わうオーストラリア東海岸とは打って変わり、ワイルドコーストに相応しいハードコアな環境にビッグスウェルが特徴となる西オーストラリア沿岸。
ビッグスウェルがコンスタントに入る理由は、地理的要因が大きいです。例えば、ビッグウェイブで有名なハワイを例に取ると、日本の北海道沖合を離れた低気圧は、ハワイまで陸地のない海上を延々と移動することで勢力を強めます。
低気圧は陸地にヒットすると勢力を弱めますが、ずっと海上にいるので、台風並みの勢力へと発達し、ハワイにビッグスウェルを発生させるのです。
それと同じことがインド洋でも起こります。アフリカ大陸からインド洋を移動する低気圧にとって、行き着く先となるのが西オーストラリア。そのため、波のサイズが大きくなりやすいのです。
ただ、ビッグウェイブサーファーしか楽しめないというわけではありません。サーフスポットによって、スウェルが回り込んで入るスポットなど、地形や沿岸の向きにより、サイズが軽減されるエリアはあるのですから。
昨年はイベント期間中、ビッグスウェルが炸裂したマーギーズプロ(Margies:マーギーズとはマーガレットリバーの略)。今年はどのようなコンディションになるのか楽しみです。
2015年マーギーズプロ期間中に大炸裂したノースポイントの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。