本日からウェイティングピリオドがスタートとなったWCTイベント第三戦のマーギーズプロ。自然が豊富なワイルドな環境にワイルドな波が魅力ですが、2014年にはWA(ウエスタンオーストラリア)州全域でシャークアタックが多発しています。
そんなエリアだけに、WCTイベントのメイン会場となっているマーガレットリバーのメインブレイクにも開催前日、海のローカルであるサメが出没し、ちょっとした騒動となりました。
今回の記事は、五十嵐カノアを含む同イベント出場サーファーたちがサメに遭遇した内容をお届けします。
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マーガレットリバーのメインブレイクでサメが目撃されたのは、イベント開催前日の18時頃。この時、ウォーミングアップで海に入っていたのは、五十嵐カノア、ジェレミー・フローレス、カイオ・イベリ、ウィゴリー・ダンタス、レオナルド・フィオラヴァンティ、アレッサ・クイゾン。
その時のセッションを撮影していたサーフラインのフィルマーであるトラヴィスによると「みんなが同じ波に乗ってるのを見て、何かあったことは分かったけど、僕はサメを確認してないんだ」と言います。
ラインナップで最初にサメを目撃したカイオは、以下のように語っています。「みんなラスト一本で上がろうと思って波待ちしてて、海に背を向けながら会話してたんだ。ふと振り返ってみると、今まで見たこともないほどデカいサメが、結構近い距離にいたんだよ」。
「すぐに大声を上げると、みんな凄いスピードでパドルを始めて、一本の波にみんなで乗ることになったんだ。でも、レオだけは乗り遅れたんだけどね。めちゃくちゃビビったよ」。
一方、少しインサイド側にいたアレッサのコメントは以下の通り。「インサイド寄りにいた私は、どんな波が来ても乗って上がろうと思ってたの。そんな時、アウトからみんなの叫び声が聞こえたわ」。
「セットが入って興奮してるんだと思ってた。私はそのまま波に乗って、インサイドで岸までパドルしながら振り返ってみると、みんな同じ波に乗ってて、すぐに『サメね』って思った。レオが一人だけ取り残されてたのは、少し面白かったけど」。
ちなみに、海に入っていたサーファーたちがサメを目撃する30分ほど前、ウィゴリーの兄弟がビーチからホイッスルを鳴らしていたというので、WCTサーファーたちの近くを随分とサメは旋回していたわけです。ゾッとします・・・。
ラインナップ上のサーファーから15メートル前後の距離に出没したという大型のサメ。被害がなかったことは幸いですが、イベントのメイン会場ということが少し気掛かりです。
サメが出没した翌日となる現在、イベントは開催となっています。おそらく、ヘリやジェットスキーで周辺にサメがいないのか確認した上で開催に踏み切ったとは思いますが、サーファーとしてはあまり海に入りたくないでしょうね。
サーファーたちが海から上がった後の様子を捉えた動画は、下記リンク先の参照記事からチェックして下さい。