昨年2015年11月、長年のメインスポンサーであったクイックシルバーとの契約解除が発表されたデーン・レイノルズ「Dane Reynolds」(30歳)。デーンの場合、契約は2017年までだったので契約期間半ばでのことでした。
昨年4月のケリーに続いてデーン・レイノルズもクイックシルバーとの契約解消
その理由は、クイックシルバーが米国で破産申請したため。そんな経緯であったため、海外メディアがつい最近、デーンがクイックシルバーを訴えたとの報道があったものの、すぐさまデーンは否定して終結したはずでした。
しかし、そんなゴタゴタの中でクイックシルバーとデーンが結んでいた契約内容が明るみに出ることに。今回の記事は、ビーチグリット誌が報じた金銭面に関するデーンの契約内容をお伝えします。
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通常であれば、守秘義務があるのでスポンサー契約の詳細については表に出ることはありません。しかし、破産申請したクイックシルバーは、デーンとの契約を破棄するために裁判所に契約内容を証拠として提出し、公文書となっていたのです。
報じられた金額は、2012年に5年契約の更新をした際の額とのこと。デーンは2011年にワールドツアーを引退したので、フリーサーファーとなってからの契約ですね。
その気になる額は、月の基本給が291,666ドル(現為替レートで約3,100万円)なので、年換算すると約350万ドル(約3億7500万円)。この基本給に加え、契約金10万ドルやストックオプションもあります。
その他には、デーンのシグネチャーモデル商品の純売上から3%が印税、デーンが発信する「Marine Layer Productions」用に撮影した動画にかかる費用の負担など。
350万ドルはなかなかインパクトのある数字ですね。ちなみに、この数字はあくまでもクイックシルバーとの契約。
デーンにとってクイックシルバーがメインスポンサーだったので、350万ドルを下回るものの、バンズなどとのスポンサー契約もあり、年間のトータルスポンサー料ならば500万ドル(約5億3500万円)に近いとも言われています。
以前にお伝えしたオージーサーファーの収入を引き合いに出すと、3×ワールドチャンピオンのミック・ファニングの倍近い額になります。
オーストラリアのトップサーファーたちはどのくらい稼いでいるのだろうか?
デーンは人気と実力共にトップ中のトップ。プロサーファーの収入面においても最高レベルなはずなので、現在のサーフシーンにおいて、スポンサー契約のマックスが今回の数字くらいなのでしょう。
デーンにとってはクイックシルバーと契約解除の上に契約内容まで公になってしまい踏んだり蹴ったりですが、世界の舞台で戦うプロを目指すサーファーには夢を与えたのではないでしょうか。
ただし、世界トップレベルのサーフスキルを身に付けるだけでなく、デーンほどのカリスマ性もなければ手に入れられるスポンサー料ではありませんが・・・。
参照記事:「REVEALED: REYNOLDS’ QUIK CONTRACT!」
デーン・レイノルズの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
デーン・レイノルズがホームで使用するチャネルアイランズのボード×3@2016
デーン・レイノルズ&グダスカス兄弟のCIライダーによるサーフ動画@リンコン
クイックプロ2015@フランスでのフリーサーフ:デーン・レイノルズ