現地時間5月10日(ブラジル)、リオデジャネイロのグルマリを舞台にしたWCT第四戦「オイ・リオ・プロ(Oi Rio Pro)」が開催されました。
ウェイティングピリオド初日となる本日開催されたのは、メンズとウイメンズともにラウンド1。
メイン会場移転となった2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」予告編
ブラジルイベントのボイコットを噂されていたパーコとカイ・オットンの欠場確定
ケリー・スレーターも欠場確定となったブラジルイベントの最新波予報
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ケリー・スレーター、ジョエル”パーコ”パーキンソン、ミック・ファニングといったスターサーファー不在の今回。フィジーイベントで引退を表明したタジ・バロウも不在ですが、タジは形式上、マーギーズプロで引退、フィジーイベントはワイルドカード出場となっています。
さて、朝一のスタート時は、バックウォッシュが入りながらも4~6フィートほどのクリーンコンディションでしたが、徐々に風向きが悪くなり、サイズダウン傾向にあった本日。
コンディショの良い時間帯はメンズからという定番通り、本日はメンズからスタート。波選びが難しかった本日は番狂わせが続出。
マーギーズプロでの活躍が認められてリプレイスメント出場となったレオナルド・フィオラヴァンティ、ケリーのリプレイスメント出場となった20歳のルーカス・シルヴェイラ、トライアルイベント優勝でワイルドカードを獲得したマルコ・フェルナンデスがラウンドアップを果す結果に。
メンズで注目だったのは、ホスト国であるブラジル出身のイタロ・フェレイラ。スピードに乗った爆発力のある2発のソリッドターンで、本日のシングルハイエストスコアとなる9.00を叩き出しています。
イタロ・フェレイラの9.00pt
https://youtu.be/gPsaM1J4je0
ブラジリアンでもう一人の注目は、ディフェンディングチャンピオンであり、今イベントが怪我からの復帰戦となるフィリペ・トレド。実はフィリペ、会場入りした数日前にサーフィン復帰したばかり。
にも関わらず、8.00ポイントをマークしたり、怪我からの完全復帰を証明するかのようにお得意のエアリバースをメイクして見せました。ちなみに、フィリペと同じヒートには五十嵐カノアも出場し、残念ながらカノアはラウンド2行きとなっています。
フィリペ・トレドの8.00pt
https://youtu.be/s6DK3WA7QvM
五十嵐カノア出場のR1H1ダイジェスト動画
https://youtu.be/B4ATgJqKQg8
メンズに続いて開催されたウイメンズは、カリッサ・ムーアが敗退した以外はいつも通りの展開。
シングルハイエストスコアとなったのは、8.83ポイントを出したコートニー・コンローグ。とにかくミスが極端に少ないコートニーは、安定してハイスコアを出すので、今シーズンもタイトルレースに絡んで来るでしょう。
コートニー・コンローグの8.83pt
https://youtu.be/m2bpkyK4IWM
今シーズンのイベントでは、毎回ラウンド1は敗退となっていた6×ワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアは、長らく振りにラウンド1での1位通過を決めることに。
コートニーに次ぐハイスコアの8.60ポイントをマークし、トータルスコアは15.93ポイントと本日のハイエストスコアとなっています。
ステファニー・ギルモアの8.60pt
https://youtu.be/WA-AgHdtD9M
今後の波予報ですが、11日(水曜)~13日(金曜)まではスモールコンディションが続き、14日(土曜)から腰~肩サイズにアップしてコンテスト可能になるとの予報。そのため、しばらくはレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)が続くことでしょう。
ちなみに、現段階までの波予報を見る限り、本日が最もコンディションが良さそうな予報でした。予報は変わる可能性が十分にあるものの、あまり今回は波が期待できなさそうです・・・。
イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Oi Rio Pro」
公式サイト「Oi Rio Women's Pro」
本日の結果
メンズ
・ラウンド1
Heat 1: Filipe Toledo (BRA) 13.77, Kanoa Igarashi (USA) 11.60, Dusty Payne (HAW) 11.30
Heat 2: Leonardo Fioravanti (ITA) 14.30, Stuart Kennedy (AUS) 12.93, Gabriel Medina (BRA) 11.80
Heat 3: Davey Cathels (AUS) 12.00, Julian Wilson (AUS) 9.24, Deivid Silva (BRA) 7.43
Heat 4: Italo Ferreira (BRA) 16.50, Miguel Pupo (BRA) 10.86, Bino Lopes (BRA) 8.66
Heat 5: Marco Fernandez (BRA) 13.43, Jadson Andre (BRA) 11.57, Matt Wilkinson (AUS) 8.73
Heat 6: Lucas Silveira (BRA) 15.84, Adriano de Souza (BRA) 13.80, Keanu Asing (BRA) 13.74
Heat 7: Nat Young (USA) 15.04, Michel Bourez (PYF) 9.37, Alex Ribeiro (BRA) 5.83
Heat 8: Jordy Smith (ZAF) 12.37, Conner Coffin (USA) 10.83, Jack Freestone (AUS) 10.70
Heat 9: Adam Melling (AUS) 15.23, Jeremy Flores (FRA) 15.13, Josh Kerr (AUS) 15.04
Heat 10: Ryan Callinan (AUS) 15.53, Wiggolly Dantas (BRA) 13.44, Kolohe Andino (USA) 7.67
Heat 11: Alejo Muniz (BRA) 13.50, Adrian Buchan (AUS) 13.46, Sebastian Zietz (HAW) 12.77
Heat 12: John John Florence (HAW) 11.34, Caio Ibelli (BRA) 10.84, Matt Banting (AUS) 6.34
ウイメンズ
・ラウンド1
Heat 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 12.50, Laura Enever (AUS) 11.06, Bianca Buitendag (ZAF) 10.67
Heat 2: Keely Andrew (AUS)13.17, Tatiana Weston-Webb (HAW) 12.00, Malia Manuel (HAW) 7.07
Heat 3: Courtney Conlogue (USA) 14.76, Bronte Macaulay (AUS) 6.10, Silvana Lima (BRA) 5.50
Heat 4: Tyler Wright (AUS) 15.10, Coco Ho (HAW) 9.10, Nikki Van Dijk (AUS) 5.33
Heat 5: Sage Erickson (USA) 12.40, Carissa Moore (HAW) 9.50, Chelsea Tuach (BRB) 7.53
Heat 6: Stephanie Gilmore (AUS) 15.93, Alessa Quizon (HAW) 10.33, Johanne Defay (FRA) 9.14