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Photo by Kenny Morris/World Surf League

ジュニア世代のワールドチャンピオンを決定するワールドジュニアチャンピオンシップ(WJC)。

すでに年を跨いで2024年になっているのですが、2023年ワールドジュニアチャンピオンシップがカリフォルニア州オーシャンサイドで終了しました。

そして2023年ワールドジュニアチャンピオンに輝いたのは、メンズはジェット・シリング、ウイメンズはシエラ・カー。

今回の記事は、2023年ワールドジュニアチャンピオンシップに関するレポートや動画といったイベント情報をお届けします。


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ジュニアイベントと言う事で年齢制限が設けられていて、上限はイベント開催年に20歳の誕生日を迎えるサーファー。

今回の場合だと2023年に20歳の誕生日を迎えたサーファーが出場者としては最高齢となり、優勝したジェットは3月が誕生日の現在20歳なのでまさにラストイヤーにビッグタイトル獲得となりました。

ここからはウイメンズとメンズの詳細について触れていきます。

2023年WJCウイメンズ

Photo by Kenny Morris/World Surf League

ついに新たな時代の幕開けになると感じさせられる結果となった今回のウイメンズ部門。

シエラは幼い頃からスケートとサーフの二刀流で知られ、次世代ガールズの筆頭としてビッグバレルやエアーを取り入れるサーファーとして知られていたわけですから。

そんなサーファーがコンテストシーンで台頭してくるとなれば、ウイメンズコンペティターもエアリアルを無視できない時代に突入していく事でしょう。

まさにケリー・スレーター世代のサーファーがコンテストシーンを変えたのと同じようなムーブメントと言えます。

実際にシエラはターンだけでもハイスコアを出していたものの、リスキーなブローテールを入れたりと新時代を象徴するパフォーマンスは印象的でしたね。

そんなシエラの優勝コメントは以下の通り。

凄いクレイジーなヒートだったし優勝できて最高。

今イベントではあまりサーフィンの調子が良くないって思ってたから、ファイナルでは全てを出し切ろうって思って臨んだの。

その甲斐あってか良い感じにサーフできたと思うから嬉しくてたまらないわ。

今回の結果でCSイベント出場権を得られるなんてすっかり忘れていたから、CSクオリファイもできたなんて夢みたい。

現地やオンラインで観戦してくれたギャラリーみんなに感謝してるわ。

2023年WJCメンズ

メンズの優勝は、「J Man」のニックネームで知られるジェットと言うことで非常にハッピーエンディングな結果と言えたのではないでしょうか。

これまでの戦歴を考えても、昨シーズンはCSランク15位とCT入り目前の結果を残しているので、ジュニアのトップに立って然るべき存在ですし。

そして2024年CT入りは逃したものの、ワールドジュニアタイトル獲得と言う事で、妥当な結果と言えるものの個人的には胸が熱くなる結果でした。

これまでのストーリーを見ているからであり、ジェットがメチャクチャ良いやつであると知られている点も大きいですね。

そんなジェットによる優勝コメントは以下の通り。

半端じゃなくスペシャルなことだし信じられないよ。

まずは神様と家族に感謝の気持ちを伝えて、続いて僕に関わってくれたみんなもありがとう。

仲間がみんな集まってくれてスペシャルだし最高だよ。

今年は今まで以上にハードワークして、仲間たちと一緒にCTクオリファイするまで突き進むよ。

まとめ

特にウイメンズに関しては、大きな時代の節目に差し掛かったと言える結果となった2023年ワールドジュニアチャンピオンシップ。

個人的にはこれまでのキャリア的にはエリン・ブルックスが取ると思っていました。

2023年のエリンはオリンピック選考でCTサーファーが集うISAイベントで準優勝、そしてCSイベントで優勝とコンテストでは乗りに乗っていたので。

エリンが優勝でも次世代ガールズ台頭のストーリーになったと思いますが、次世代ガールズの筆頭と言われてきたシエラの優勝はよりインパクトがあったと言えるでしょう。

今後、ウイメンズのコンテストシーンがよりエキサイティングになると思うと楽しみではないでしょうか。

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公式サイト「WSL