シャークアタック防止グッズとして人気のあるシャークバンズ(Sharkbanz)。手首または足首に付けるリストバンドモデルのシャークバンズは、サメが嫌がる磁波を発しているため、接近してきたサメが思わず離れていくという商品。
近付いて来たサメも思わず逃げ出すリストバンド「シャークバンズ」
今回の動画は、商品の性能に自信を持つシャークバンズが、実際の効果を見てもらおうと新たに公開した映像をお届けします。これは一見の価値ありなほど凄い内容となっています。
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一口にサメと言っても数百種類も存在すると言われています。その中で、世界中で発生したシャークアタックの実例から見て、人間を襲う可能性が高いと言われるのは3種類。
ビッグ3とも呼ばれる3種類は、映画「ジョーズ」のモデルとなったホホジロザメ(英語:Great White Shark)、イタチザメ(英語:Tiger Shark)、オオメジロザメ(英語:Bull Shark)。
シャークアタックの多い南アフリカやオーストラリアでは、ホホジロザメによるシャークアタックが多いように感じます。先日、バリ島のバリアンで発生したシャークアタックは、オオメジロザメだと言われてますね。
バリ島のサーフスポット「バリアン」でシャークアタック!アメリカ人サーファーが被害に
さて、今回の動画で実験対象となったサメは、最も攻撃的と称されるお腹を空かせたオオメジロザメ。人間サイズのダミー人形「バーニー」を使い、サーファーが波待ちしているようなシチュエーションを再現。
バーニーの足には新鮮な魚の切り身を詰め込み、その上にシャークバンズを装着。また、実験途中には、バーニー付近にも魚の切り身を投げ入れ、サメが接近しやすい環境を作り上げます。
およそ30分に及ぶ実験時間において、オオメジロザメは餌の匂いに釣られて近づいてくるものの、決して噛みつくことのない驚きの結果となりました。
その後、いったんバーニーを引き上げ、シャークバンズは取り外して実験を再開。すると、わずか2分でオオメジロザメはバーニーに噛み付いてくる結果に。
今回の動画を見ると、シャークバンズはオオメジロザメに対して絶大な効果を発揮していることが分かります。ホホジロザメとイタチザメについてはどうかと言われれば、不明というか効果は薄いとも言われています。
ただ、この結果だけでも大きな進歩ではないでしょうか。特に、オオメジロザメが多いエリアであれば、シャークバンズは大きな意味を持つことになるので。今後のさらなる進展に期待したいですね。