現地時間5月14日(ブラジル)、リオデジャネイロを舞台にしたWCT第四戦「オイ・リオ・プロ(Oi Rio Pro)」が開催されました。
本日の会場は、グルマリからオリジナル会場であるバーハ・ダ・チジュカ(Barra da Tijuca)に戻り、メンズのラウンド2、ウイメンズのラウンド4ヒート1~2が開催となりました。
メイン会場移転となった2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」予告編
ブラジルイベントのボイコットを噂されていたパーコとカイ・オットンの欠場確定
ケリー・スレーターも欠場確定となったブラジルイベントの最新波予報
2016年WCT第四戦「オイ・リオ・プロ」:二日目ハイライト
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ニュースウェルがピークを迎える予報となっていた本日。ニュースウェルは入ったものの、サイズは予報通りの腰~肩といったところ。ただし、グルマリよりもパワーのある波質だったので、エアリアル満載の展開となりました。
本日の話題をさらったのは、2014年ワールドチャンピオンであるガブリエル・メディナが見せたバックフリップ(バク宙)。コンテストでのバックフリップメイクは初のことで、バックフリップ一発だけのライディングでパーフェクト10をマークしました。
ガブリエル・メディナのバックフリップ
https://youtu.be/wPC6T8Yvils
2×ワールドジュニアチャンピオンの大型ツアールーキーとして期待されていたジャック・フリーストーン。ジャックはWCT初戦で1コケとなり、その後は怪我により欠場続きとなり、今イベントで復帰。
そして、本日のラウンド2において、初のヒート勝利を飾りました。今シーズンはツアールーキーの活躍が目立つので、ジャックもその波に乗ってくる事でしょう。
ジャック・フリーストーンのダイジェスト動画
https://youtu.be/VDLzgUEcX0w
本日最大の番狂わせとなったのは、現ランキングトップのマット”ウィルコ”ウィルキンソンがワイルドカード出場でブラジリアンサーファーのデイヴィッド・シルヴァに敗退。
ヒート終了5分前までウィルコがリードしていたものの、残り5分を切った所でデイヴィッドがアーリーウープを入れたライディングで6.43、残り30秒で再びのアーリーウープで8.30をマークし、劇的な逆転勝利を演じることに。
追い詰められた状況にあっても、ブラジリアンのメンタルの強さを感じさせられるヒートでした。
デイヴィッド・シルヴァの8.30pt
https://youtu.be/rdc7fTq6kFg
本日の五十嵐カノアは、ツアーの中でもトップクラスのジョシュ・カーと対戦。正直、ジョシュに勝つのは厳しいと思っていたものの、ヒートはシーソーゲームの展開に。
ヒート残り時間8分といった状況で、カノアがストレートエアーを入れたライディングで6.43を出し、わずかながらの逆転に成功。ただ、両者ともにハイスコアが高くなかったので、どちらが勝ってもおかしくない状況。
これまでのカノアは僅差でのヒート勝利が多かったので、上手く逃げ切れるのか祈るばかり。そんな中、残り二分で同ヒートのハイエストスコアとなる8.33をカノアがマーク。ギャラリーとして、見ていて気持ち良い勝利を収めました。
五十嵐カノアvsジョシュ・カーのR2H11ダイジェスト動画
https://youtu.be/Ga5VPkOTzrU
今後の波予報ですが、本日のスウェルがサイズダウンながらも15日(日曜)にも残るので、現在の進行具合からいって15日は開催されると思います。
その後は、新たなスウェルが週半ばに入り、18日(水曜)または19日(木曜)にピークに達する予報。サイズ的にはオーバーヘッドほどの予報なので、このスウェルに合わせてコンテストを終了させることになるでしょう。
イベント詳細については、下記リンク先の公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Oi Rio Pro」
公式サイト「Oi Rio Women's Pro」
本日の結果
メンズ
・ラウンド2
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 13.00 def. Bino Lopes (BRA) 4.96
Heat 2: Deivid Silva (BRA) 14.73 def. Matt Wilkinson (AUS) 14.50
Heat 3: Dusty Payne (HAW) 13.93 def. Julian Wilson (AUS) 11.34
Heat 4: Gabriel Medina (BRA) 19.40 def. Alex Ribeiro (BRA) 7.90
Heat 5: Jack Freestone (AUS) 14.57 def. Jeremy Flores (FRA) 11.77
Heat 6: Matt Banting (AUS) 14.76 def. Kolohe Andino (USA) 14.66
Heat 7: Sebastian Zietz (HAW) 14.33 def. Keanu Asing (HAW) 11.86
Heat 8: Caio Ibelli (BRA) 10.73 def. Jadson Andre (BRA) 10.27
Heat 9: Miguel Pupo (BRA) 13.30 def. Adrian Buchan (AUS) 11.73
Heat 10: Stuart Kennedy (AUS) 14.17 def. Wiggolly Dantas (BRA) 11.44
Heat 11: Kanoa Igarashi (USA) 15.33 def. Josh Kerr (AUS) 13.27
Heat 12: Michel Bourez (PYF) 13.50 def. Conner Coffin (USA) 11.74
ウイメンズ
・ラウンド4
Heat 1: Malia Manuel (HAW) 13.10 def. Keely Andrew (AUS) 11.50
Heat 2: Tatiana Weston-Webb (HAW) 13.24 def. Sage Erickson (USA) 13.00