パワフルなロングウォールが広がり、カーヴィング勝負となる南アフリカのJベイ(ジェフリーズベイ)。現在、ワールドツアーイベントが開催中のサーフスポットです。
ワールドクラスのライトハンダーと称されるサーフスポットだけに、WCTサーファーがどのようなサーフボードに乗っているのか気になりますよね。
今回の記事は、言わずと知れた大手サーフボードブランド「チャネルアイランズ(Channel Islands)」のライダーであるWCTサーファーが、イベント開催前のウォームアップセッションで使用したサーフボード情報についてお届けします。
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名立たるライダーを抱えるチャネルアイランズ。今回紹介するサーファーは、ジョーディ・スミス、コナー・コフィン、アドリアーノ・デ・スーザ、カイ・オットン、セバスチャン”シーバス”ジーツ、ナット・ヤングとなります。
ウォーミングアップセッション時の波のサイズは、写真で見る限りはセットで頭程度といった感じのコンディション。それでは、各ライダーが使用したボードサイズとボードモデルを紹介していきます。
ジョーディ・スミス
身長:6'3"(190センチ)
体重:189lbs(86キロ)
使用ボードモデル:Girabbit
ディメンション:6’1 1/2 x 19 x 2 1/2 31L
コナー・コフィン
身長:5'9"(175センチ)
体重:162lbs(73キロ)
使用ボードモデル:Fred Rubble
ディメンション:5’11 x 18 1/2 x 2 5/16 26.6L
アドリアーノ・デ・スーザ
身長:5'6"(167センチ)
体重:136lbs(65キロ)
使用ボードモデル:Rookie 15
ディメンション:5’9 x 18 1/4 x 2 1/8 23.3L
カイ・オットン
身長:5'11"(180センチ)
体重:168lbs(76キロ)
使用ボードモデル:Rookie 15
ディメンション:5’11 x 18 1/2 x 2 1/4 25.7L
セバスチャン”シーバス”ジーツ
身長:6'1"(185センチ)
体重:174lbs(79キロ)
使用ボードモデル:Rookie 15
ディメンション:6’0 x 18 5/8 x 2 5/16 27.7L
ナット・ヤング
身長:5'11"(180センチ)
体重:159lbs(72キロ)
使用ボードモデル:Rookie 15
ディメンション:5’11 x 18 1/2 x 2 5/16 26.5L
まとめ
カーヴィングがメインのJベイのウォームアップセッションで使用したボードですが、意外に普段のハイパフォーマンスモデルのディメンションといった印象を受ける今回のボード。
以前にタジ・バロウがWCTイベントに使用するサーフボード選別の記事をお届けしました。
同記事において、タジは19本のボードをテストして、ベストボードを2本ピックアップと言及。いわゆるマジックボードは、ディメンションや好みを知り尽くし、シェイパーと密なコミュニケーションを取った上でも、ほとんど手に入れることができないことが分かります。
そのため、マジックボードを手に入れたらコンテスト用に温存し、あまりコンディションには関係なくマジックボードを使用するのだろうと考えられます。
先日、千葉で開催されたWQSイベントでは、優勝したエヴァン・ガイゼルマンがイベントを通して同じボードを使用していたともお伝えしました。
WQSイベント@千葉の裏側映像&優勝したエヴァン・ガイゼルマンの使用ボード
同イベントは開催日によって波のコンディションがかなり変化していたと思いますが、トップサーファーは調子の良いボードがあれば、極端にコンディションが異なるわけでなければ、同じボードを使い続ける印象を受けますね。
今回の記事で紹介したサーファーによるJベイでの実際のライディング写真は、下記リンク先からチェックして下さい。
リンク先「CI warm-ups」