サーファーによって賛否両論のある人工波を発生させるウェイブプール。自然現象として海で発生する波に乗ることこそが、波乗りであると考えるサーファーがいるためです。
ただし、従来とは異なり、ウェイブプールであれば人工的に同じ波を発生させることができるので、今まで不可能であった反復練習が可能になったのは事実であり、サーフィンにおける革命と捉えるサーファーも存在します。
今回の動画は、反復練習可能なウェイブプールを活用し、コーチと共にスノードニアでサーフレッスンを行ったスタンレー・ノーマン「Stanley Norman」(13歳)のフリーサーフ映像をお届けします。
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現時点において世界的に知られるウェイブプールは、ウェイブガーデンを使用したもの、そして、ケリー・スレーターによるウェイブプール。
<速報>ケリー・スレーターのウェイブプール動画公開!本人ライディング映像付き
その中で、一般開放されているものは、イギリスのウェールズにあるウェイブガーデンを利用したサーフ・スノードニアのみ。
本来であれば、ウェイブガーデンの第二弾として米国テキサス州オースティンで今春に「Nランド」がオープンしていたはずですが、諸事情により延期となっていて、現在もオープンの目処が立っていません。
アメリカ初となるウェイブガーデン使用のウェイブプール「Nランド」がオープン延期の理由
Nランド以外のウェイブガーデンを使ったウェイブプールとしては、2017年にメルボルン、2018年にシドニーとオーストラリアで立て続けにオープン予定となっています。
メルボルンにオーストラリア初のウェイブプール!2017年後半にオープン予定
メルボルンに続いてシドニーでもウェイブプール!アーバンサーフが2018年オープン予定
さて、今回の動画に話を戻すと、実際にスノードニアでレッスンを行ったスタンレーによると「全く同じ波に乗れるから、練習には最適。しかも、カーヴィング、スナップ、エアーまで出来るほど波が良いんだ」と言います。
コーチのジョエル・グレイは「トレーニングには最高の施設。明確なテーマを決めた練習ができるから、今回のトレーニングに参加したグロムは、短期間で大幅に上達したよ」と言います。
やはり、ウィエブプールはゲームチェンジャーになると見られますね。今後、世界的にウェイブプールは増えていくと思うので、どれほどサーフィンのスキルアップに寄与していくのか楽しみです。
参照記事:「Stanley Norman hits heavy training at Surf Snowdonia」
サーフ・スノードニアに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
次世代トレーニング!スノードニアのマシンウェイブでグロムサーファーをコーチング
ウェイブプールで開催されたサーフイベント2015年度「レッドブル・アンリーシュド」