現地時間10月12日(フランス)、ホセゴーを舞台にしたWCTメンズ第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス(Quiksilver Pro France)」が終了。
優勝は、ワールドツアー歴二年目にしてツアーイベント初優勝を飾る事となったハワイアンサーファーのキアヌ・アシン「Keanu Asing」(23歳)。
今日スタートのフランスイベント!イベント情報やジョンジョンのウォームアップセッションなど
2ヒートのみ開催された2016年WCT第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス」初日
ジョンジョンとガブリエルはラウンドアップ:2016年WCT第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス」二日目
ジョーディとケリーが敗退:2016年WCT第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス」三日目
フィリペのエアー炸裂!2016年WCT第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス」四日目
主役はジョンジョンとガブリエル!2016年WCT第九戦「クイックシルバー・プロ・フランス」五日目
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コンディションが変わりやすいフランスイベントであるため、とにかく早くイベントを終わらせるためにも、午後まで様子見しながら、会場を移動して開催となった本日。
本日の注目は、現ランクトップのジョンジョン・フローレンスと現ランク2位のガブリエル・メディナによる直接対決が実現するのかどうか。ヒートの組み合わせは、ラウンド1ではランキングトップと最下位といったように、ランキング順で決定します。
シーズン前半戦は、昨年度のランキングも加味されるので複雑ですが、後半戦の現在は現ランクで組み合わせが決定し、ジョンジョンとガブリエルは互いがファイナリストにならない限り直接対決はありません。そのため、注目が集まっていました。
しかし、セミファイナルのヒート1に出場したジョンジョンは、同じハワイアンのキアヌによるスピードに乗ったパワーサーフィンを前に敗退。ツアー歴2年目のキアヌは、ツアーイベントにおける過去最高位が9位なので、クオーターファイナル進出から記録を更新する活躍です。
ジョンジョンの敗退でポイント差を縮めるチャンスを得たのはガブリエル。コロヘ・アンディーノと対戦したガブリエルは、序盤からヒートをリードし続け、終了間際にダメ押しとなる9.00をマークしてファイナル進出を決めました。
ガブリエル・メディナの9.00@セミファイナル
キアヌvsガブリエルとなったファイナル。波選びに苦戦するガブリエルに対し、キアヌは順調にスコアを重ね、ヒート終盤ではガブリエルがコンボ(コンビネーションの略:パーフェクト10を一本出しても逆転不可なスコア)に追い込まれる展開に。
その直後、ガブリエルは5.90をマークしてコンボから抜け出したものの、残り1分台で痛恨のインターフェア(プライオリティを持つサーファーの邪魔をするルール違反)を犯し、キアヌの優勝が決定となりました。
キアヌにとって初となるWCTイベント優勝。WQSイベントではファイナル進出の経験もなく、サーフイベントの優勝自体、ジュニア時代以来とのことで喜びもひとしおだったことでしょう。
今イベント後のWCTランクは以下の通り。
上位のランキングに変動はないものの、ジョンジョンとガブリエルの差が縮まり、ジョンジョンと現ランク3位のマット”ウィルコ”ウィルキンソンとのポイント差が広がりました。
ランキング表を見るとジョンジョンとウィルコのポイント差は1万ポイントほど。ただし、WCTランキングのポイントは、全11戦のポイント全てを合算するのではなく、ワースト2の結果は除外します。
そうなると、ジョンジョンとウィルコの実際のポイント差は7,500ポイントほどとなりますが、ウィルコにとって厳しい状況であることには変わりません。
次なるWCTイベントは、ヨーロピアンレグ最後となるポルトガルイベント。ウェイティングピリオドは、10月18~29日となっています。
今イベントの詳細については公式サイトからチェックして下さい。
公式サイト「Quiksilver Pro France」
本日の結果
・ファイナル
1- Keanu Asing (HAW) 13.94
2- Gabriel Medina (BRA) 7.00
・セミファイナル
SF 1: Keanu Asing (HAW) 16.94 def. John John Florence (HAW) 16.07
SF 2: Gabriel Medina (BRA) 17.83 def. Kolohe Andino (USA) 15.03
ハイライト動画(男女混合)
https://youtu.be/v4IlkMH_Xkk