今春のオープン予定からかなり延期したものの、先月10月前半に無事オープンとなった米国テキサス州オースティンのウェイブプール「Nランド・サーフ・パーク(NLand Surf Park)」。
ウェイブガーデンを利用したウェイブプールとしては、ウェールズ(イギリス)のサーフ・スノードニアに次ぐ世界で二つ目の施設で、アメリカ初のウェイブプールです。
Nランドが念願のオープン!世界で二つ目となるウェイブガーデン使用の商業ウェイブプール
無事にオープンしたNランドは大盛況となっていたそうですが、オープンからわずか一ヶ月ほどで早くも問題が発生して、現在は閉鎖しています。今回の記事は、Nランドの閉鎖理由などについてお届けします。
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昨年オープンしたスノードニアも、機械の不具合などで度々閉鎖していました。今年は無事にシーズン終わりに向かっていたものの、最後の最後で再びの不具合に見舞われたのは先日お伝えした通りです。
ウェイブプール「サーフ・スノードニア」で開催された2016年UKプロツアーイベント動画
Nランドが閉鎖に関して発表した声明は以下の通り。
リーフセクション(上級者用の波が発生するエリア)の内部が、(サーフボードの)フィンやノーズがぶつかった事で想像以上に破損しているため、広範囲に渡る修理が必要となりました。
そのため、11月中は閉鎖予定と致します。状況によっては、閉鎖期間はさらに延びる可能性もあります。
ウェイブプール内の修理を行うということで、プール内の水を排出していた際には施設周辺に水が流れ出てしまい、道路が洪水して近隣住民から不満の声が上がったりといった問題も発生しています。
現代ウェイブプールとしてまだ世界で二つ目の施設であるNランド。今後も予想を超えた問題が発生する恐れはあるかもしれませんが、迅速な復旧を期待したいところです。
参照記事:「Open for only a month, NLand surf park closes for repairs」
Nランドに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
プロサーファーが米国初ウェイブプール「Nランド」を体験!人工波の感想と可能性とは
ウェイブガーデン創業者の息子たちが見せる人工波@Nランドでのライディング