ウェールズ(イギリス)のサーフ・スノードニアを皮切りに、米テキサス州オースティンのNランド・サーフ・パークで2016年10月にオープンしたウェイブガーデン使用のウェイブプール
今後は、オーストラリアのメルボルン、シドニー、パースとさらにウェイブガーデンを使ったウェイブプールは増えていきます。そんな中、新たに建設されるウェイブプールの情報が。
今回の記事は、スペインで建設予定となっているウェイブガーデンを使用したウェイブプールに関する内容をお届けします。
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スペインと言えば、造波装置「ウェイブガーデン」を作ったウェイブガーデン社のお膝元ですが、これまでにスペイン国内に存在していたのはウェイブガーデンのデモ施設のみ。
つまり、一般開放された施設ではなかったので、スペインでウェイブプールを体験したいと思うサーファーがいても、その夢は叶いませんでした。その現状が変わることに。
今回ウェイブプールが建設予定の場所は、バルセロナのモントガト。地中海に面したビーチタウンなので、海でのサーフィンも有名なエリアです。
「モントガトは自然のサーフィンだけでなく、人工サーフィンでもアイコニックな場所になるだろう。ここはウォーターパークじゃなくて、完全にサーフィンに特化したウェイブプールだから」とはプロモーターのコメント。
スペイン初となるウェイブガーデンを使用したウェイブプールの建設費用はおよそ1,000万ユーロ、敷地面積は48,500平方メートルという規模。
造波装置はスノードニアやNランドで使用されているタイプと異なり、オーストラリアのウェイブプールで採用予定となっている新バージョン「ザ・コーヴ(The Cove)」。
これまでのウェイブプールの特徴であるマシンブレイクではなく、海でブレイクする予測不能な波に近いものを発生させられる造波装置と言われています。
想定されるウェイブプール利用料は1時間で20~35ユーロほど、オープン予定は2018年春とのことです。
参照記事:「Wavegarden Barcelona-Montgat opens Spring 2018」
*ウェイブガーデンを使ったウェイブプールに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
豪で建設予定のウェイブプールは海に近い波を発生可能!オリンピックチームも注目の施設
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