今年2017年でワールドツアー歴11年目となるレユニオン島出身のジェレミー・フローレス「Jeremy Flores」(28歳)。
ジェレミーによる18歳でのワールドツアー入りは、当時はメンズの最年少記録でしたね。現在はコロヘ・アンディーノ、ガブリエル・メディナ、フィリペ・トレドによる17歳でのツアー入りがメンズの最年少です。
今回の動画は、20代でありながらツアーベテランであるジェレミー・フローレスのこれまでの軌跡を振り返る映像をお届けします。
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ジェレミーのツアーにおける記録を振り返ると、ツアー初年度はルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得。イベント優勝は2010年パイプマスターズと2015年ビラボンプロタヒチの2回。
ジェレミーにとってプロサーファーへの最初の一歩となったのは、フランスで開催されたクイックシルバープロジュニアです。
両親が貯めてくれたお金で8歳か9歳の頃、同プロジュニアに参戦するためにフランスへと飛び、結果的に優勝を果たしたことでクイックシルバーとスポンサー契約を結ぶことに。
ジェレミーにとっては、クイックシルバーのチームライダーであったケリー・スレーターやトム・キャロルなどとトリップするようになり、夢がスタートしたと実感したとか。
その後は最年少でツアー入りを果たしたり、ツアー残留が当たり前な順調なプロサーファー生活を送るものの、2014年のJベイ(南アフリカ)イベントではジャッジのスコアに納得が行かずに猛烈な抗議をしてしまったことも。
その結果、ジェレミーにとってお気に入りであるチョープーで開催されるビラボンプロタヒチには、ペナルティとして出場できないという苦い過去もありました。
その翌年2015年、ようやくチョープーイベントに参加できると思った矢先、インドネシアで事故に遭うことに。しかし、ヘルメットを被って参戦した同イベントで優勝を果たしましたね。
「ゼロからのスタートでトップサーファーの一人になれた」と話すジェレミー。すでにプロサーファーとして自身のキャリアに満足し、現状で起こり得ることは全てボーナスだと口にします。
コンテストサーファーとしてだけでなく、近年ではビッグウェイブでの評価も高いジェレミーなので、今後はさらなるボーナスもあるのではないでしょうか。
*ジェレミー・フローレスの最近の過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
ハワイ入りを前にした2016年秋のジェレミー・フローレスによるフリーサーフ@フランス