オリンピックやパラリンピックを見ると感じますが、健常者であろうが障害者であろうがスポーツに対する情熱は変わりません。
サーフィンの世界でも同様で、ISA(国際サーフィン連盟)によるアダプティブ・サーフィン・チャンピオンシップ(障害者サーフィンチャンピオンシップ)と言うコンテストもあります。
今回の記事は、パース(オーストラリア)に誕生予定のウェイブプールが、障害者がよりサーフィンをしやすい環境作りに向けて取り組むということで内容についてお届けします。
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オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州パースにて、2019年のオープンに向けて動いているアーバンサーフ(Urbnsurf)。アーバンサーフとはブランド名で、大元はウェイブ・パーク・グループです。
同グループCEOを務めるアンドリュー・ロスの父親は四肢麻痺患者で、ウェイブプール建設に関して「障害者もアクセスできるデザインが必須」との教えを受けたとのこと。
そこで、障害者でも手軽にアクセス可能な場所でサーフィンを学べるウェイブプールという方向性を見出したと言います。
例えば、車椅子を使用する障害者の場合、海でのサーフィンでは砂浜があったりと数々のハードルがあるので、ウェイブプールといった人工施設の場所は最適です。
この動きに共感し、サポートに乗り出したのはパラリンピック選手のブラント・ガーヴィー。ブラントは常々、妻のナタリーと一緒にサーフしたいと夢見ていたものの、ビーチアクセスのハードルに悩まされていたとのこと。
「ウェイブプールなら、障害者にとって大きな可能性が広がると思ってる。妻と一緒にサーフする夢も叶うだろうし」。
施設側としてはより多くの利用者を望んでいるので、障害者のアクセスも意識したウェイブプール作りは、今後のスタンダードになっていくのではないでしょうか。
参照記事:「Melville wave park chance for disability surf dream」
*パースでのウェイブプールに関連する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。