サーファーにとってパドルアウトとは、パドリングで沖まで出ることを意味します。
この意味の延長上として、例えば亡くなったサーファーを弔う意味で仲間のサーファーたちが沖に出て、それぞれのサーファーが手を繋いでサークルを形成することもパドルアウトと呼ばれます。
今回の動画は、カリフォルニアのハンティントンビーチにて、世界最大人数でのパドルアウトのギネス世界記録に挑んだ映像をお届けします。
スポンサーリンク
今回のギネスチャレンジが行われたは6月20日。インターナショナル・サーフィン・デイ(International Surfing Day)を祝うためです。
また、2024年のオリンピック開催の招致レースに残っているのはロサンゼルスとパリ。2020年の東京五輪でサーフィンがオリンピック競技となったことを受け、サーフィン開催ならロサンゼルス!とアピールする目的もあったとのこと。
500名以上という目標を掲げ、「The Largest Surfing Paddle Out」のギネス記録更新を狙ってスタートした今回のチャレンジ。
元CTサーファーのブレット・シンプソン、現CTサーファーのコートニー・コンローグなどを含め、600名近い参加登録者を募ったそうです。ですが、簡単に事は進みませんでした。
パドルアウトはハンティントンのピア(桟橋)直下からスタートするのですが、ピアにいる釣り人のルアーに絡まるもの数名、カレントでピアから流されたもの数名、セットを喰らって心が萎えたもの数名など…。
さらに、500名以上のサーファーが沖に出て初めて成立するチャレンジなので、先に沖に出たサーファーは数時間も待機することになり、耐えられずに海から上がるサーファーもいたようです。
そのため、ようやく全員が沖に揃ったと思い人数を数えると487名というハプニングも…。最終的には、3時間以上の時間をかけ、511名によるパドルアウトがギネス世界記録として正式に認定されました。
人数を集める以外は大変そうには思えなかった同チャレンジですが、実際は楽ではないんですね。この努力がオリンピック招致に繋がるのかにも注目です。
*パドルアウトのスタートシーンは2:55~
https://youtu.be/TLlsWcyTTRI
----------