以前にお届けしたハワイアンサーファーのクレイ・マルゾ「Clay Marzo」(28歳)が横領の被害に遭ったというニュース。
家や預金など被害総額は、にわかには信じがたい40万ドルという高額な内容でした。
今回の記事は、横領を働いたマルゾ家の簿記担当者への判決が下されたとのことで、内容についてお届けします。
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事件の概要としては、マルゾ家において家族のような存在だった簿記担当者が、2010~2015年に渡って着服を続け、被害総額が約40万ドルに達していたとのこと。
加害者はフェリシダ・リヴェラ。フェリシダはフィリピンからやって来たアメリカ移民だそうです。
そのフェリシダに下された判決は、懲役35カ月と出所後に被害者に対して373,182ドルの返金という内容となっています。
判決が下された法廷に姿を現したクレイの母親であるジル・マルゾ・クラークは以下の訴えをしました。
最後に送ってきたメールが「愛してるわ、ジル」だったけど、これがあなたの愛し方なの?大切な人のポケットから盗みを働くことが。
今回の一件で、家と預金のすべてを失い、さらには3万ドルの負債を抱えることになったクレイ。そんなクレイの現状について、ジルは以下のように語っています。
今のあの子は年に1~2回しかトリップに出れないの。金銭的に苦しいし、サーフィンで得られるスポンサー料は若い頃ほどじゃないし。とても質素な暮らしをしているけど、サーフィンは続けているわ。
そんなクレイは現在、新サーフムービー「This is Clay」の撮影に取り組んでいて、すでに撮影開始から8カ月経っているとのこと。
ちなみに、加害者であるフェリシダについては、正式な手順を踏んでアメリカ国籍を得た移民であるものの、移民法に反したことから出所後はフィリピンに送還される可能性があるとのことです。
正直言って、個人的にはかなり後味の悪い今回のニュース。フィリピンに送還されれば、クレイの被害額が戻ってくることはまずないはずですし。
もちろん、こういった事件が星の数ほどあるのも事実。クレイの新作ムービーが市販版としてリリースされるなら、是非とも購入したいと思いました。
同情でもなんでもなく、クレイのサーフィンは見ていて引き込まれますし、まだまだサーフィンを続けてほしいですからね!
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参照記事:「Clay Marzo’s bookkeeper who stole $400k from him sentenced to jail」