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Photo: WSL / CAIT MIERS

2021年シーズンをもち、ワールドツアーを無期限でセミリタイアすると発表したジュリアン・ウィルソン「Julian Wilson」(33歳)。

年齢的に考えれば、メンズサーファーであれば現役で活躍するサーファーも多いのですが、コロナ禍による移動制限により家族との時間が限られたことが原因と話していました。

そんなジュリアンの現在の動向などに関するインタビュー記事をトラックス誌が公開。

今回の記事は、ジュリアン・ウィルソンのインタビュー記事の一部を紹介します。


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ここ最近のジュリアンと言えば、大きな動向の一つと言えるのがサーフアパレルブランド「Rivvia(リヴィア)」の立ち上げ。

リヴィアの立ち上げに至るまでには、長年のスポンサーであったハーレーが買収された後に契約解消になったり、新たなメインスポンサーの噂といった様々なストーリーが囁かされていました。

その辺りの裏事情、そしてリヴィアの名前の由来などを語っています。

僕はいつでもハーレーファミリーでいる事を凄い誇りに思っていたんだ。

でも、ナイキが投資会社へハーレーを売却すると、同社は各サーファーの契約を見直しリストラを始めた。

その時点で今後の関係はないかなって思ったし、僕の契約は残り1年で、新たなハーレーの行く末を受け入れられる気分じゃなかった。

ジュリアンがハーレーと契約解消すると、ルルレモンやオークリーがメインスポンサーになるのではと噂されていました(おそらく話し合いはあったのでしょう)。

でしたが、ジュリアンは親友からブランド立ち上げを提案され、新たな道を進む事を決意。

リヴィアはサーフィンとメンズアクティブウェアをテーマにしたブランドで、全ては僕の趣味から影響を受けているんだ。

ヘルシーかつアクティブであり、自分が大好きなことに専念して欲しいってメッセージを込めているよ。

ブランド名は「River」と「Olivia」って2人の子供の名前を掛け合わせたもので、「Rivvia」の「v」が二つ重なると名字の「Wilson」の「W」になる点が、よりスイートな意味合いを持たせてくれるんだ。

CTを離れたということで、フリーサーファーとなったジュリアンでしたが、当時はコロナ禍により自由に世界中を飛び回れる環境ではありませんでした。

しかし、ようやくオーストラリアも鎖国状態を解除となり、ジュリアンがフリーサーファーになってから初のサーフトリップ先に選んだのはフィジーのクラウドブレイク。

ローカルと連絡を取り合い、コンテストスケジュールを離れたからこそ実現できたストライクミッションでスコアした波が以下となります。

ジュリアンがフリーサーファーに戻ったということで、ファンとしては気になるのがサーフムービーをリリースするのかどうか。

ジュリアンのシグネチャームービーと言えば、10年以上前となる2010年にリリースされた「Scratching The Surface」がラストになっています。

その後のジュリアンは、ワールドタイトル獲得を目指して撮影トリップ自体も控えたりしていたので、CTサーファー時代はサーフムービーを期待できる状況とは言えませんでしたね。

なのですが、時間ができてフィジーへのストライクミッションをこなした様子を見ると、期待してしまうのがフィルムプロジェクト。

色々なプロジェクトにフォーカスできる時間が増えたのは間違いないけど、まだ具体案はないんだ。

ワールドツアーを完全に離れると決心したわけでもないし、心変わりがないと言い切れるわけでもないから。

ただ、フィルミングや上質なコンテンツ作りに関しては、常にトップリスト入りしているよ。

翌シーズンのCT残留を決めながらのツアー離脱と言う点に加え、年齢的にもまだまだ楽しみな存在であるジュリアン。

個人的にはジュリアンのエアリアルといったハイパフォーマンスが好きなので、世界初メイクのバリエーションなども期待してしまうほど、今後の活躍が楽しみです。

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参照記事「JULIAN WILSON ON LIFE OFF THE TOUR

ジュリアン・ウィルソンの昨年までの過去記事