いよいよ大詰めを迎えているワールドツアー入りを賭けたメンズのQSイベント。
ポルトガルのカスカイスで開催となったハイエストグレードのQS10,000イベントも終了し、残すはハワイでのQSイベントが最終舞台となります。
今回の記事は、カスカイスでのQS10,000イベント終了後の最新QSランキングに関するニュースをお届けします。
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昨日10月5日に開催されたカスカイスイベント最終日。セミファイナルからスタートとなった最終日は、五十嵐カノアも勝ち残っていたものの、イタロ・フェレイラを相手に敗退。
最終日の結果は以下の通りです。
優勝:イズキール”ジーク”ラウ
準優勝:イタロ・フェレイラ
3位:五十嵐カノア
3位:フレデリコ・モライス
セミファイナリストは全員CTサーファーとなり、CTサーファーの強さが浮き彫りとなる結果でしたね。
ここで、現時点で10,000ポイント以上稼いでいるサーファーのみをピックアップした最新QSランキングは以下の通り。
今回の優勝で10,000ポイント獲得のジークはランキングが93位アップして12位、準優勝で8,000ポイント獲得のイタロは80位アップして17位へ。QS10,000イベントの結果がランキングに与える破壊力は半端じゃないです。
今後開催されるQSイベントの中で、QS10,000イベントはハワイのオアフ島ノースショアで開催となるトリプルクラウンのハワイアンプロとバンズワールドカップの2戦のみ。
QS10,000よりも低いグレードになるとQS3,000イベントが3つありますが、優勝しての獲得ポイントが3,000なので、ランキングに影響を与えるという意味ではハワイでのイベントがメインとなるでしょう。
トリプルクラウンには大勢のCTサーファーが出場となり厳しい戦いが予想されるので、ハワイアンプロまたはバンズワールドカップのいずか一つで好成績を残してポイントを伸ばすのが現実的です。
昨年のフレデリコ・モライスのよう、ラスト2戦で両方とも2位となり、ハワイイベントだけで16,000ポイント獲得してCT入りするというケースもありますが、非常にレアなケースなので。
昨年を参考にした今年のQSトップ10入りの目安となるポイントは19,000ポイント。現時点で19,000ポイントを達成しているのは、ジェシー・メンデス、五十嵐カノア、ヤゴ・ドラの3名のみです。
現QSランクのトップ5の顔ぶれに注目すると、カノア以外は全員ブラジリアン。来シーズンからは、メンズCTサーファーの最多出身国がオーストラリアからブラジルに変わるかもしれませんね。
最後に、日本人では大原洋人が現QSランク18位。ビッグリザルトがないので厳しい状況と言えますが、ハワイでの活躍に期待したいところです。