現地時間10月9日(月曜)、ハワイのカウアイ島で夕方にサーファーがシャークアタックの被害を受けることに。
幸いにして命に別状はないのですが、サメに噛みつかれた箇所を49針も縫うほどの怪我を負う事となりました。
今回の記事は、シャークアタックに遭ったサーファーと現場に居合わせた友達の二人が語る事故の内容をお届けします。
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シャークアタックが発生したのはカウアイ島西部に位置する人気サーフスポットのデヴィッドソンズビーチ(Davidson's Beach)。
サメの種類はイタチザメ(英語:タイガーシャーク)で、体長は10フィート(約3メートル)ほどと推測されています。
被害者となったのは、ローカルサーファーであるミッチ・ミラン。ミッチによる事故の全容は以下の通り。
「セットに乗ろうと思って波待ちしてる時に発生した突然の悪夢だったよ。自分でもどうやってサメの口から腕を引き抜いたのかも分からない」
「自由になれた後、サメは僕から視線を離さずに近くを泳いでいたから、『神様、どうか生かしてください』って思わずにはいられないシチュエーションだった」
ミッチから12メートルほど離れた場所にいたのは友達のゲイリー。ゲイリーはミッチの叫び声を聞き、すぐさまミッチのもとへとパドルを開始したそうです。
「叫び声が聞こえて視線を向けると、サメがミッチのボードに噛みついた状態で、ミッチはサメを遠ざけようと必死に背泳ぎの体勢でキックしてたんだ」
「僕が現場に到着する頃にはサメはボードを離していて、ミッチはリーシュコードを引っ張ってボードを手元に手繰り寄せると、そのまま波に乗って上がっていった」
「サメのまだいる現場に一人取り残された僕は、次に入ってきた波で海から上がったよ」
事故状況としては、ミッチがボードの上でパドル時の腹這いになっている際、左腕とサーフボードを突如イタチザメが噛みついてきたものの、腕だけは何とか口から抜き出したそうです。
おそらく反射神経で腕を引き抜いたのだと思いますが、その素早い反応がなければサーフボードのように噛み切られた可能性があったと思うと不幸中の幸いです。
また、49針縫うという大怪我ではあるものの、健や主要な静脈にはサメの歯がヒットしていなかったとのこと。
最後に、同ビーチでは今年4月、フランスからやってきたサーファーもシャークアタックに遭い、片脚を失う被害を受けています。
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参照記事:「Surfer looked into eyes of shark that bit him, pleaded 'Please God, let me live'」