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現地時間11月13日(月曜)、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州アボカビーチ(Avoca Beach)にてシャークアタックが発生。

NSW州セントラルコーストに位置するアボカビーチと言えば、QSイベントが開催されるイベント会場ともなっています。

今回の記事は、アボカビーチで発生したシャークアタックに関するニュースをお届けします。


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シャークアタックの被害者となったのは、イギリス人医師のチャーリー・フライ「Charlie Fry」(25歳)。

岸から40メートルほど沖合でチャーリーが波待ちしている時、不意打ちとなる形で右肩へとサメが牙を剝いてきたと言います。

サメの歯が突き刺さってきた感触はなかった。人間の手で腕を掴まれて揺さぶられた感じだったんだから。仲間が悪ふざけしてきたくらいにしか思わなかったよ。

そこで振り返ってみると、チャーリーの視界に映ったのは水面から顔を出したサメでした。

ピュアなアドレナリンが体中を走ったね。サメに食われて死ぬってリアルに思って、全てがスローモーションになったんだ。

絶体絶命と思われるシチュエーションにおいて、チャーリーの頭によぎったのは、過去にJベイ(南アフリカ)でシャークアタックに襲われた際のミック・ファニングの行動。

ミックと同じことをしようと思ったチャーリーは、無傷な左手でサメの鼻へとパンチしてサメがひるんだ隙に、サーフボードを手繰り寄せて仲間へと大声で状況を知らせ、波に乗って海から上がったそうです。

大怪我には至らずに済んだチャーリーは、事故後に以下のコメントを残しています。

ミック、もしもこのニュースを知ってくれたなら、ビール一杯の貸しができたね。(有効なアドバイス)ありがとう!

今回の事故の内容を見る限り、おそらくサメは食べられるものなのかどうか確認するために、最初は甘噛みだったのでしょう。ただ、その後も被害者近くにいたということは、最悪な事態もあり得たかもしれません。

そのため、チャーリーの冷静な対応が功を奏したのは不幸中の幸いと言えるのではないでしょうか。

ちなみに、傷口写真から見た専門家による分析によると、今回のサメは体長2.6メートルほどのホホジロザメである可能性が高いとの結果が出ています。

また、シャークアタックの発生したアボカビーチ並びにノースアボカは昨日火曜日はビーチ閉鎖となりました。

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参照記事:「NSW shark victim 'does a Mick Fanning'