ニュージーランド全土を舞台にして、究極のウォーターマンを決める初イベント「ザ・アルティメイト・ウォーターマン(The Ultimate Waterman)」が終了しました。

8名のウォーターマンが参加し、ショートボード、ロングボード、トウインサーフィン(ジェットスキーにより、牽引してもらって波に乗るスタイル)、SUP(スタンドアップパドル)、SUP耐久レース、ワカ・アマ(アウトリガー・カヌー)耐久レースの6種目の総合ポイントで競う同イベント。

2015年度ザ・アルティメイト・ウォーターマン:第一種目ハイライト

2015年度ザ・アルティメイト・ウォーターマン:第二種目ハイライト

2015年度ザ・アルティメイト・ウォーターマン:第三種目ハイライト

いきなり最終回となる今回。第四種目はロングボード、第五種目はSUP耐久レースで幕を閉じました。ビッグウェイブでのトウインサーフィン部門に関しては、波のコンディションにより、キャンセルとなりました。

ロングボード部門は、前日、南島で開催されたSUP部門から一転、再び北島に移動しての開催。開催場所は、ニュージーランドでは有名なポイントブレイク「ラグラン」となりました。ちなみに、ラグランはオークランドから車で2時間ほど南に位置しています。

ロングボード部門を制したのは、ニュージーランド出身のダニエル・ケレオパ。前回のSUP部門に続く、連続優勝です。この結果により、最終戦のSUP耐久レースを前にして、ランキングトップはダニエル、そのダニエルを追うカイ・レニーのチャンピオン争いとなりました。

最終種目となったSUP耐久レース部門の開催地は、オークランド郊外のミッション・ベイ。およそ15キロのコースでタイムを競い合います。

結果を見れば、SUP耐久レース部門を制したコナー・バクスターのタイムは、1時間31分10秒。これだけの時間、パドルし続けるのですから、いかにタフガイなのかが分かります。

5種目という多岐に渡る競技を経て、初タイトルに輝いたのは地元ニュージーランドのダニエル・ケレオパ。ちなみに、ダニエルはショートボード、ロングボード、SUPといった様々なジャンルにおいて、合計8回もニュージランドの国内チャンプに輝いた経験を誇ります。まさしく、本物のウォーターマンですね。

今回、惜しくもタイトルを逃したカイ・レニーは、マウイ島ジョーズのビッグウェイブにSUPでもチャージするほどのサーファー。もしかしたら、ビッグウェイブでのトウインサーフィン部門が開催されていたら、結果は異なっていたのかもしれません。

それにしても、大規模であり贅沢なコンディションで開催された同イベント。ニュージーランド全土が対象であるため、運営サイドが非常に大変だとは思いますが、来年も是非とも開催してもらいたいですね。

最終結果
1, Daniel Kereopa (NZL), 4836
2, Kai Lenny (HAW), 4650
3, Connor Baxter (HAW), 4625
4, Danny Ching (USA), 4499
5, Manoa Drollet (TAH), 4249
6, Mark Visser (AUS), 4061
7, Georges Cronsteadt (TAH), 3981
8, Kala Alexander (HAW), 3576


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