2年連続となるワールドタイトルをホームであるオアフ島ノースショアで決めたジョンジョン・フローレンス「John John Florence」(25歳)。
ファイナルまで進出したパイプマスターズで、ジョンジョンが使用していたサーフボードとは!?
今回の記事は、ジョンジョン・フローレンスがパイプマスターズで使用していたサーフボードに関する内容をお届けします。
スポンサーリンク
ジョンジョンのサーフボードを削っているのは、ジョンジョンが5歳の頃からリレーションシップが続いているパイゼルサーフボードのジョン・パイゼル。
パイゼルによると、ポルトガルイベントが終わってオアフ島ノースショアに戻ってきてから、パイプ用のサーフボードシェイプに着手したと言います。
ジョンジョンからのオーダーは8本で、2017年シーズンのメインボードと言えるほど使用した「The Ghost(ザ・ゴースト)」モデル。
8本の内訳は、6'2"、6'4"、6'6"、6'8"を各2本ずつで、パイプ向けということで普段よりも大きめバージョンでのオーダーだったそうです。
この8本はパイゼルがノーズ寄りに厚みを増す微調整を加えたもので、受け取ったジョンジョンの反応が芳しくなかったことから、いつも通りの厚みでさらに8本シェイプし、計16本のパイプ用ボードが誕生。
ちなみに、最初にシェイプした8本と後にシェイプした8本が混合しないよう、最初の8本はレールに黒いライン、後の8本はレールの黒いラインに加えてデッキ一面に色を入れたとのこと。
16本のニューボードを得たジョンジョンですが、パイプマスターズではこれらのボードを使用していません。ジョンジョンが選んだのは、マーギーズプロで優勝した際に使用したザ・ゴーストの6'2"だったそうです。
使い慣れて信頼のおけるボードという意味合いが大きいのでしょう。というのも、新しいボードに関しては、今年はパイプマスターズ前にテストライドするコンディションとなることがほとんどなかったためです。
ちなみに、ジョンジョンはお気に入りのザ・ゴーストをセミファイナルで折っています。折れた後に使ったバックアップボードも、レールにブラックラインが入っていないのでニューボードではありません。
しっかりとテストライドしていないボードは、さすがにコンテストで使用というわけにはいかないのですね。
最後に、コンテストでもあれだけトリックをしたりパワフルなターンをするにも関わらず、今年のコンテストでボードを折ったのは、パイプマスターズが初だったとのことです。
*ボードが折れたパイプマスターズのセミファイナル
----------
参照記事:「CATCHING UP WITH THE MAN WHO (LITERALLY) SHAPED JOHN FLORENCE’S SECOND CONSECUTIVE WORLD TITLE」