Photo: WSL

5月27日からウェイティングピリオドがスタートとなるインドネシアのバリ島クラマスが会場となるCTイベント「Corona Bali Pro(コロナ・バリ・プロ)」。

イベント開催まで1週間を切った段階となり、WSLはイベント名が「Corona Bali Protected(コロナ・バリ・プロテクテッド)」に変更と発表しました。

今回の記事は、イベント名変更の理由に関する内容についてお届けします。


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イベント名変更の理由として、ここ数年のバリ島で大きな問題となっているビーチでのゴミ問題が挙げられます。

バリ島は世界有数のビーチリゾートとしてクタビーチなど有名である一方、ビーチに散在するゴミが大きな問題としてクローズアップされ、観光客の足を遠ざける一因となる恐れもあります。

そこでタイトルスポンサーである「Corona(コロナ)」と非営利団体「Parley for the Oceans(パーリー・フォー・ザ・オーシャンズ)」が手を組み、イベント期間中に数々のプログラムを行う事を発表。

具体的な内容として、まずはボランティアや「WSL PURE(WSLピュア)」を含めた各種団体のアンバサダーによるビーチクリーンアップ。

その他には、コロナとパーリーによるプラスティックゴミの影響力の大きさを周知してもらうための講演、イベントでは使い捨てプラスティック製品未使用などがあります。

個人的に興味深いプログラムは、今年のベルズビーチ同様に開催されるコロナハイラインスペシャルヒートにて、出場者は海のゴミをアップサイクルさせたプラスティックで作られたジャージ、サーフボード、フィンを使用する点。

同アップサイクルプラスティックを提供するのは、パーリーのプログラムである「Parley Ocean Plastic」。

実はパーリーはアディダスと提携していて、海のゴミからアップサイクルしたプラスティック利用のフットウェアをリリースしているので、クオリティに関しては問題ない事でしょう。

スペシャルヒートにて、出場するCTサーファーがアップサイクルプラスティック製サーフボードで通常通りのパフォーマンスを見せれば、これまで以上にサステイナビリティへの意識が高まると思われます。

クラマスでのイベントなのでCTサーファーによるハイパフォーマンスサーフィンが気になるイベントですが、サブイベントと言えるゴミ問題への意識向上やスペシャルヒートなどにも注目してみてはいかがでしょうか。

参照記事:「Corona Renames World Surf League's Bali Pro to "Corona Bali Protected"

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