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かつてはワールドツアーにおけるエンターテイナーであったウィルコこと、マット・ウィルキンソン「Matt Wilkinson」(29歳)。

今やすっかりとトップコンテンダーとしてコンテストシーンで活躍しています。

今回の動画は、マット・ウィルキンソンの幼い頃からこれまでを振り返るライフスタイル映像をお届けします。


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幼い頃は海から離れた内陸で暮らし、兄などはモーターバイクを趣味にしていたというウィルキンソン家。

しかし、両親の離婚に伴い金銭的に苦しくなり、海沿いに引っ越してあまりお金のかからないサーフィンを始めるようになったとか。

ブラジルではボールさえあればできるサッカー、オーストラリアでは道具の安いサーフィンが国民的スポーツであり、共通するのは手軽に始められるからですね。

ちなみに、私がオーストラリアに暮らしていた15年ほど前は、ローカルのガレージシェイパーにカスタムボードをオーダーして2万円弱ほどでした。

さて、ウィルコがサーフィンにのめり込み頻繁にコンテストに出場するようになると、父親が走らせる大型車でオーストラリア各地を移動する生活がスタート。

節約のためにキャンプ場以外での車中泊が禁止された場所で車中泊して注意されることもありながら、ウィルコの父親は「もう酒を飲んでるんだよ」と嘘を付いて乗り切っていたとか(笑)。

そんな時代を経てコンペティターとして成長したウィルコは2010年シーズンからCTサーファーとなることに。

しかし、ワールドツアー経験を重ねてもCTイベント優勝はおろか、ツアー残留もギリギリという厳しい状況が続き、「このままでは自身のキャリアにおいて優勝を味わえないのでは」との懸念から一念発起。

これまで無縁であったサーフィン以外のトレーニングにも本格的に取り組むようになり、旧友であり元CTサーファーのグレン”マイクロ”ホールにコーチを依頼。

その後の活躍は有名で、2016年シーズンにツアー初戦と第二戦で2連勝という快挙を果たし、現在は昔の面影が嘘であるかのようにワールドベストサーファーとして活躍。

今季は新ジャッジ基準に苦しんできたものの、クラマスイベントでのグリフィン・コラピントとのヒートで見せたハイパフォーマンスサーフィンを考えれば、これからも楽しみなCTサーファーの一人ですね。

果たして、今季後半戦はどのようなサーフィンでギャラリーを沸かせてくれるのか楽しみにしたいところです。

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