2012年に念願であったワールドチャンピオンに輝いたパーコこと、ジョエル・パーキンソン「Joel Parkinson」(37歳)。
そのパーコが今シーズンをもってCT(チャンピオンシップツアー)を引退することを発表。
今回の記事は、20年近くワールドツアー生活を送ってきたジョエル・パーキンソンの引退に関するニュースをお届けします。
スポンサーリンク
ここ数年は何度となく引退の噂がささやかれていたパーコ。そんな中、クーリーキッズとして一世を風靡してきたミック・ファニングが今季引退し、パーコはミックの後に続く形となりました。
Jベイイベント直前の発表となったのは、1999年にCTイベント初優勝を飾った会場がJベイであり思い入れが深い場所であるため。
このタイミングでの引退発表ですが、実際の引退イベントは今季最終イベントであるパイプマスターズとなります。
パーコが心境を綴ったSNS投稿は以下の通り。
初めてJベイを訪れたのは19年前のキッズだった頃。レユニオン島で一コケになった直後に訪れたんだけど、歯が痛かったはずなのにJベイのラインナップを見た瞬間に痛みが吹っ飛んだよ。
ボーンヤードからインポッシブルまで6フィートのパーフェクトコンディションで、一本目の波に乗った瞬間からJベイの虜になったんだ。
そんな鮮烈な印象な受けた初Jベイで、気付いてみればトロフィーを持って表彰台に立ってた。何が起きたのかさえ良く分からなかったけど、Jベイが「第二のホーム」になったって確信したよ。
僕にとってJベイはツアーの始まりの場であり、だからこそ、このタイミングでみんなには今季でツアーを引退することを知ってもらいたかったんだ。ラストイベントは12月のパイプマスターズの予定なんだけど。
引退理由については、ここしばらくはコンテスト熱が冷めていて、このままの気持ちでサーフィンを続けたくないから、潮時って考えてのこと。
もちろんツアーからは多くの事を与えられた。数えきれないほどの思い出や仲間、子供に世界を見せてあげる機会にもなったし。でも、そろそろ新たなチャプターに向かう時が来たんだ。
今季でツアーは最後になるから、各地で多くの旧友と再会して一緒にセッションしなきゃって思うと楽しみで仕方ないね。
2年前にタジ・バロウ、昨年はジョシュ・カー、今年はミックに続いてパーコと30代後半のオーストラリアのトップサーファーが続々と引退していくワールドツアー。
ワールドツアーを盛り上げてくれたサーファーの引退は寂しくもありますが、フリーサーファーとして今後の活躍に期待したいところです。