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Image: Alaska Airlines

サーファーと航空会社のストーリーと言うと、サーフボード運搬時の破損といったネガティブな話題が多いです。

そんな中、アラスカ航空がサーファーフレンドリーと言える企画をスタート。

ハワイのサーフシーズン入りを記念し、ビッグスウェルが発生すればハワイ発着の航空券の割引率を高くするという前代未聞の内容となっています。

今回の記事は、アラスカ航空による「Swell Deals(スウェルディール)」というディスカウント情報に関するニュースをお届けします。


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スウェルのサイズに応じてエアチケットの割引率を決め、サイズが大きくなれば割引率が高くなるというアラスカ航空によるスウェルディール。

ビッグウェイブサーファーはスウェルチャートをギリギリまでチェックしてから出発直前にエアチケットを予約するストライクミッションを行うことから、航空券の値段は高くなりがち。

ですが、今回のスウェルディールであれば、波のサイズが大きくなればなるほど割引率が高くなるので、ビッグウェイブサーファーにとって最もメリットがあると言えますね。

波のサイズと割引率に関しては以下となります。

・10フィート以下:10%オフ
・11~15フィート:15%オフ
・16~20フィート:20%オフ
・21フィート以上:30%オフ

割引率を決めるスウェルのサイズに関しては、WSL(ワールドサーフリーグ)の公式波予報サイトであるサーフラインのデータを使用するとのこと。

ただし、波予報は常に変動するもの。そこでPST(米国太平洋標準時)の正午12時と午後5時辺りに最新情報へとアップデートしていくそうです。

気になる点としては、例えばエアチケットの予約時に16フィートのスウェル予報で20%オフだったものの、直前にサイズダウンして15フィート以下と割引率が低い方向に変化した場合。

この場合ですが、割引率を下げることはないとのこと。逆に、波予報の変化で割引率が上がった場合は高い数値を適用すると言います。

今回の企画に関して、アラスカ航空は以下の声明を発表。

現在の飛行機利用者は多大なる情報へのアクセスが可能となり、そのデータに基づいた意思決定を下しています。

ちょうどハワイのサーフシーズンがスタートするということで、波のコンディションが良くなれば割引率を上げるというデータのパワーを活用し、顧客の情熱をサポートするチャンスと見てスウェルディールを始めました。

さて、スウェルディールは予約期間は2019年11月4~8日、旅行期間は2019年11月20日までと期間限定であるため、実際に利用する事はなかなか厳しいです。

ですが、全体的に見れば少数派となるサーファーを対象にした航空会社のプロモーションはあまり例がありません。

そのため、今回のアラスカ航空の取り組みにより、各航空会社がサーファーにより目を向けてくれるきっかけになればと願っています。

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参照記事「Alaska Airlines partners with Surfline to offer first-ever fare sale powered by ocean waves