楽しくサーフィンを楽しむためにも絶対に守らなければならないのが最低限のマナー。
しかし、あろうことかサーフスクールオーナーがマナーを守らないばかりか、危険行為に及んだとの事件が発生して非難殺到となっています。
今回の記事は、カリフォルニア州ベニスビーチで起きたサーフィン中の事件に関するニュースをお届けします。
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事件が起きたのは12月4日(火曜)午前のベニスピアでのこと。加害者はブラジリアン・サーフ・クラブのオーナーでありサーフインストラクターのワグナー・リマ。
被害者となったのは、ブラック・ガールズ・サーフのオーナーであり黒人女性サーファーのダニエル・リヨンズ。
当日、ダニエルはオリンピック出場を目指すセネガル出身若手サーファーガールのプロファイル撮影に付き添ってベニスピアを訪れ、サーフィン中に事件が発生。
実際のシークエンス写真動画は以下となります。
ダニエルがすでに波に乗っているのに波に乗ろうとする行為を止めないワグナー。
そしてスネーキングで波に乗ったワグナーは、驚くべくことにダニエルのリーシュコードを引っ張ってワイプアウトさせるという悪質な行動に出ています。
当のダニエルは「ローカリズム、人種差別、性差別なのか理由は分からないけど、こんな事をされたのは初めて。あまりに危険行為で、暴行だったと言えるわ」とコメント。
明らかに悪意を持った行動であるものの、ワグナーは撮影されていたことを知ると周囲に「たまたま腕にリーシュが絡んだだけなんだ」と釈明。
さらに、ダニエルが駐車場に戻って来るの待ち構え、同様の釈明をしながら握手を求め、話をうやむやにしようとしたと言うのです。
当然、ダニエルはワグナーの作り話でさらに嫌悪感を強め、警察へ向かい動画と被害届を提出したそうです。
この件はここで話は終わらず、ダニエルは以下のSNS投稿を行っています。
上記投稿を読むと、驚くことにダニエルの行動に対して「警察沙汰にするな」や「サーフィンやってれば当たり前」など、ごく一部だとおもうのですが批判もあったそうです。
正直言って、人間だからいろんな意見があって当たり前ですし、だからこそ色々なサーファーと知り合うのは楽しみの一つですが、今回の件に対するダニエルへの批判は悲しくなります。
互いに思いやりの気持ちを抱き、パドルバック中に知らないサーファーであっても良いライディングをすれば「ヒュー」と言えるようなラインナップが増えればと願っています。