これまでにも何度か当ブログでもフィーチャーしてきた宮崎出身プロスケートボーダーのスカイ・ブラウン「Sky Brown」(10歳)。
若手サーファーとしての注目度も高く、サーフィンのワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)がスカイのSNSをリポストするほど。
そんなスカイは、これまでに2020年東京五輪の出場を目指していると公言していて、イギリスのオリンピック代表候補選手となることに。
今回の記事は、スカイ・ブラウンのここ最近のキャリアやイギリス代表としてオリンピック代表候補選手に選ばれた際のコメントなどをお届けします。
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スカイは宮崎出身ながらイギリス人の父親と日本の母親を持つハーフであることから二重国籍。以前に当ブログで父親のスチュはカリフォルニア出身と記載しましたが、カリフォルニア育ちのイギリス人だったようです。
さて、東京五輪では出身国である日本代表としてのオリンピック出場を考えていたスカイでしたが、イギリス代表を選んだのは意外な決断でした。
その理由について、AFPによると「自身がまだ幼いのを考慮し、よりゆとりがあるアプローチを提示されたため英国を選択した」とのことです。
イギリスのオリンピック代表候補選手に選ばれた際のスカイによるSNS投稿は以下の通り。
イギリス代表オリンピックチームの一員として、2020年東京五輪出場を目指すことになったことをみんなに報告できてエキサイトしてるわ。
ベストを尽くすことはもちろんのこと、プロセスを最大限楽しむことにもエキサイトしてる。
目指すはもちろん金メダルだけど、それ以上に重要なのはイギリス代表オリンピック選手として最年少記録を樹立すること。
オリンピック出場を実現して、世界中の子供たちをインスパイアしたいわ。
スカイが最年少記録と触れている通り、もしもスカイがオリンピック出場となれば、オリンピックでのスケートボードイベント初日にスカイは12歳と15日。
一方、イギリス代表としては夏季オリンピックの最年少記録は、1928年に競泳の200mバタフライに出場したマージェリー・ヒントンの13歳と43日なので、記録更新となります。
ちなみに、冬季オリンピックの最年少記録も含めると、1932年にフィギアスケートでオリンピック出場したセシリア・カレッジの11歳と73日。
さて、最近のスカイの動向ですが、2月にエストニアで開催されたヨーロッパ最大級のスケートイベント「Simple Sessions」に出場して優勝。
スケート以外ではサーフィンはもちろんのこと、最も話題となったのは、若きダンサーのJTチャーチと出場したアメリカの子供向けダンスコンテスト番組「Dancing with the Stars: Juniors」に出演。
同番組で、スカイはダンスのスキルを披露し、なんと初代チャンピオンに輝いたのです。SNSではリポストなどでかなり目に付いたので、「スケーターのスカイが何でダンス?」と不思議に思っていた方もいたでしょう。
スケートや国と言った枠にとらわれず、ボーダーレスに活躍を続けているスカイ。数年前に当ブログで紹介した時、ここまで早いスピードでこれほどまでに世界中で有名になるとは夢にも思いませんでした。
スケーターとしてはイギリス代表としてのオリンピック出場を目指すことになるのですが、あくまでも出身は日本の宮崎。是非ともオリンピック出場を果たしてもらいたいです。
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参照記事:「Sky Brown: 10-year-old skateboarder set to compete for Team GB at Olympics」