進化が著しい分野になると、数年単位で状況が激変していることも珍しくありません。
そんな分野の一つであるのがビッグウェイブシーンであり、10年の月日を経ただけであらゆる点に変化が見られます。
今回の記事は、ここ10年ほどでのビッグウェイブシーンの変化、そして久しぶりにフィーチャーされたトドスサントスでの1月11日のビッグウェイブサーフィン映像をお届けします。
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今やトウインで世界最大サイズの波を狙うならポルトガルのナザレ、ハイパフォーマンスならばマウイ島ジョーズや北カリフォルニアのマーヴェリックスと棲み分けされています。
しかし、10年前を振り返ってみるとかなり状況が異なります。
ナザレはまだ世に知られてなく、ナザレのパイオニアと呼ばれるギャレット・マクナマラがローカルに誘われ初ナザレ入りしたのが2010年のこと。
一般的なビッグウェイブサーファーがシーズンになると狙っていたのは、ハワイ以外では今回のトドスサントスやコルテスバンクでした。
トドスサントスはメキシコのバハカリフォルニア半島に位置し、コルテスバンクは南カリフォルニアのサンディエゴ沖合。
コルテスバンクは、映画「ポイントブレイク(邦題:X-ミッション)」のラストシーンの舞台になったブレイクです。
ビッグウェイブサーファーが狙うスポットが変わったのは、道具の進化やスキルアップにより、ビッグウェイブでもバレルを狙うようになったりとレベルが上がっている点が大きいでしょう。
そのため、少し懐かしい印象を受ける今回のトドスサントスでのセッション動画。
そんな動画をチェックすると、驚きの点があり、ペイジ・アルムスやジャスティン・デュポンといったウイメンズサーファーがパドルインにも関わらずセッションに参加しているのです。
過去にもメンズのビッグウェイブセッションに参加するウイメンズはいたものの、基本的にパドルインではなくトウイン。
どうしてもビッグウェイブシーンではメンズがフィーチャーされますが、ウイメンズも着実にレベルが底上げしていることが感じられる内容になっています。