意外とメジャーではないものの、恐ろしい波の宝庫と言えるオーストラリアのNSW(ニューサウスウェールズ)州。
サウスコーストなんかはスラブ(slab:底ボレするバレル)の宝庫として知られていますし。
そんなNSW州の州都であるシドニーにもミュータントウェイブの存在が。
今回の動画は、6月1日に撮影されたケープソランダーでのルーカス・ストリートによるライディング映像をお届けします。
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みなさんはレッドブルケープフィアと呼ばれるビッグウェイブイベントをご存じでしょうか。
オーストラリアを舞台に開催されているイベントで、サーフィンイベント史上最恐イベントとも呼ばれました。
現在のレッドブルケープフィアは、タスマニア州シップスターンブラフへと会場が移転しましたが、オリジナル会場はシドニーのボタニー湾ケープソランダーです。
ちなみに、ケープソランダーは地名で、サーフスポット名としては「ケープフィア」や「アワーズ」などと呼ばれています。
このケープソランダーの波は何が恐ろしいかと言うと、まずは波のフェイスにステップ(段差)が発生したりとミュータント(突然変異)ウェイブである点。
もう一つは、インサイドの岩場とラインナップの距離が近いため、ワイプアウトしたら岩場に叩き付けられるリスクがあります。
つまりは、一般的にはサーフスポットになりえない場所がサーフスポットになってしまったのです。
波のホレ方がえげつない事から、昔はスタンドアップサーファーはいなくてボディボーダーのみだったそうですが、コビー・アバートンなどブラボーイズたちがチャージし始めたのがショートボーダー参入のきっかけだそうです。
そんなケープソランダーでのスローモーション動画ということで、どのようなブレイクをするのかじっくりとチェックして見て下さい。