世界各地で増え続けている人工サーフ施設となるウェイブプール。
どの施設も完成するとトップレベルのプロサーファーを招待し、人工波のプログラミングを行ってからオープンと言う動きとなります。
そして、日本の静岡県牧之原市に完成したウェイブプール「サーフスタジアム」にも海外プロサーファーが訪れることに。
今回の動画は、エヴァン・ガイゼルマン「Evan Geiselman」(27歳)によるサーフスタジアムでのテストサーフ映像をお届けします。
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フロリダ出身のエヴァンと言えば、ワールドツアー入りは果たしていないものの、2016年にQSランク19位、2018年にQSランク25位などの成績を残しているトップサーファーの一人。
このエヴァンにスタブ誌がインタビューを行ったのですが、非常に興味深い内容となっているので一部を紹介します。
コロナ禍で簡単には日本へと入国できないと思いきや、エヴァンの入国時の隔離期間はわずか3日間だったと言います。
その理由としては東京五輪関係者特別枠で、エヴァンはアメリカ代表チームが事前合宿で使うサーフスタジアムの調整のための来日なので、五輪関係者に該当したとのこと。
サーフスタジアムで使用している造波装置はAWM社のパーフェクトスウェルで、テキサス州のBSRサーフリゾートとニュージャージー州のスカディンサーフでもパーフェクトスウェルを使用。
スカディンサーフはモダンウェイブプールとしては異例の屋内施設なので規模が大幅に縮小されるので、気になるのはBSRサーフリゾートとの違い。
BSRサーフリゾートを体験した経験のあるエヴァンによると、ウェイブプール自体はBSRサーフリゾートよりも小さいけれど、クオリティはサーフスタジアムの方が良いそうです。
具体的には、波のサイズが1フィートほど大きく、波のシェイプがバラエティに富んでいて、バレルが非常に良いとのこと。
また、特徴的なのが「Highball(ハイボール)」と呼ばれるビッグエアーセクションということで、動画ではエヴァンが特大のエアリアルをメイクしています。
最近では日本代表チームも練習で訪れ、一般メディアでも話題となっているサーフスタジアムでのエヴァンによるテストライドをチェックして見て下さい。
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参照記事「Breaking: Japan’s New Wave Pool Has The Best Chlorinated Air Section In The World」