現時点において9月13日か14日のどちらかでの開催が濃厚となっているWSLファイナル。
これまでとは異なり、1日限定イベントでワールドチャンピオンを決めるという事で様々な憶測が飛び交っています。
そんなWSLファイナル開催を前にして、ジャッジ基準やケリー・スレーターによるワールドチャンピオン予想などといった話題が。
今回の記事は、WSLの前ヘッドジャッジが明かすジャッジ基準、ケリー・スレーターによる優勝予想、WSLファイナル出場サーファーによるウォームアップサーフィン動画などをお届けします。
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WSLファイナルのジャッジ基準
各イベント開催日によって波のコンディションが異なることから、一定とはならないジャッジ基準。
コンディションによって可能なマニューバが異なったりするためですね。
そこでWSLの前ヘッドジャッジであったリッチー・ポルタがどのようにその日のジャッジ基準を決定するのかWSL公式サイトで語っています。
ヒート開始前の夜明けからヘッドジャッジとジェシー・マイリー・ダイアー(元CTサーファーでCTイベント運営サイドのトップ)で波チェックをして、その日のスケーリングをチェックするんだ。
具体的にはどんな波がブレイクしていて、どのようなマニューバが可能なのか、ミドルセクションとセットのどっちの方が良い波がブレイクしているかなどをね。
WSLファイナルはおよそ6時間に渡っての開催予定で、予報によるとグッドコンディションでの開催が期待できる。
波が良ければスケールが広がるから、ハイスコアを得るにはグッドウェイブに乗ってクリティカルセクションでのメジャーマニューバのコンビネーションが求められるんだ。
革新的なレパートリーはもちろんのこと、スピード、パワー、フローに加え、バラエティ豊かな構成にする必要があるね。
ローワーズにおいてはエアーも重要だけど、過去のハイスコアを見る限り、ビッグカーヴィングのコンビネーションが大半。
エアリアルはクリティカルセクションで仕掛け、高さがあって難易度の高いものをメイクして初めて、スコアにおいてプラスアルファになるくらいじゃないかな。
ケリー・スレーターの優勝予想
スタブ誌のインタビュー記事によると、ケリーのWSLファイナルの結果予想は以下となります。
ガブリエルはかなり強そうだよね。今週はフィリペを見てないけど、ローワーズのフィリペはヤバいよ。
僕の願いとしては良いコンテストになってガブリエルにワールドチャンピオンになってもらいたいんだ。だって、今季のガブリエルはコンテストに全身全霊を捧げていたからね。
ただね、僕の心の声が「ローワーズのフィリペはヤバい」って囁いているんだけど。
まぁ、サイズやどれだけショルダーが張るかといった波のコンディション次第ではあるんだけどね。
ウイメンズサイドについては、波のサイズがあってコンスタントにセットが入るなら、ランキング通りの結果になるんじゃないかな。
ということで、ケリーの予想としてはメンズはフィリペ、ウイメンズはカリッサとなっています。
私は優勝予想とは違いますが、このWSLファイナルというフォーマットが最も有利に働くのはフィリペだと思います。
というのも、WSLファイナルはオールマニューバが可能なアクション系ブレイク開催がメインであり、フィリペが最も苦手とするヘビーウォーターのビッグバレル系ではないためです。
ハイパフォーマンスのアクションで言えば、今季のフィリペはサーフランチプロでガブリエルを破って優勝を果たしています。
そして今回の会場となるローワーズはフィリペのホームブレイクで、今回のWSLファイナル出場者の中で唯一のローカルとなります。
ちなみに、フィリペはブラジリアンですが、2014年からサンクレメンテに移住しています。
最後に、個人的にガブリエルとフィリペのタイトルマッチになれば、勝負を左右するのはスウェルの向きで、ライトとレフトのどちらが多くブレイクするかによるかなと思います。
誰もがフロントサイドの方がマニューバのバリエーションの幅が広いためです。
ローワーズでのウォームアップセッション
今回のウォームアップセッションは9月7日に撮影されたものとのこと。
WSLファイナル出場者で登場するのは以下のサーファーです。
*コナー・コフィン
*カリッサ・ムーア
*ステファニー・ギルモア
*ジョアン・デフェイ
上記のサーファー以外に確認できたのは、クイックシルバーチームのマイキー・ライトと和井田理央。
マイキーはガッツリとドロップイン(前乗り)していますが…。